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「足の感触は良くないけど…」後半AT被弾にうつむく憲剛、川崎Fはまたもドロー

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土壇場の失点を悔やむMF中村憲剛

[4.21 J1第8節 川崎F2-2清水 等々力]

 またも勝ち切れなかった。リーグ戦3試合連続ドロー、ACLを含めれば公式戦4試合連続の引き分けに終わった川崎フロンターレのMF中村憲剛は「落胆してしまう結果だけど、前を向くしかない」と、自分に言い聞かせるように話した。

 前半14分に先制を許すが、後半17分にMF阿部浩之の移籍後初ゴールで追いつき、同28分に中村が逆転ゴール。2-1と試合をひっくり返し、勝利は目前だったが、後半アディショナルタイム5分に途中出場の清水MFチアゴ・アウベスに同点ゴールを決められた。

 右サイドから中に切れ込んだチアゴ・アウベスの左足シュートはPA内まで戻ってきていた中村の足をかすめてニアサイドを破った。呆然と立ち尽くす中村。直後にタイムアップの笛が鳴り、2-2の引き分けに終わった。

「当たって入っているので足の感触は良くないけど、そういうのを跳ね返さないと」。ミックスゾーンに姿を見せた背番号14は、いまだショックを拭い去れない表情だった。「個人として、グループとして、チームとして、詰めの甘さがある。だれかがやってくれるではなく、一人ひとりがやらないと、勝ち点3を取るのは簡単ではない」。そう力を込めると、「下を向いている暇はない。ACLはすぐにある」と、中3日で敵地に乗り込むACL水原三星戦に視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)
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