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ドルトムント監督、容疑者逮捕に言及「犯人や動機が分かることは乗り越えるための助け」

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 ドイツの連邦検察庁は21日、ドルトムントのチームバスを狙った爆破攻撃の件で、容疑者として28歳の男性を拘束した。トーマス・トゥヘル監督は、事件の解決はチームにとって「大きな助けとなる」と話している。

 22日に行われるブンデスリーガ第30節でドルトムントは敵地でボルシアMGと対戦する。この一戦に向けた会見では、容疑者の逮捕について多くの質問が飛んだ。そのニュースが与えるチームへの影響についてトゥヘル監督は「この経験を強いられた全員にとって、この件が解決されることが非常に重要だと信じている」とコメント。「多くの選手たちにとって、(事件解決が)処理するための大きな助けになる。なので捜査が、真相により近づけたことを喜んでいるよ」と続けている。

 トゥヘル監督やチームは、この逮捕により日常を取り戻せるのだろうか。「決まった方法のようなものが存在しないと確信している」と話す同監督だが、「犯人や動機が分かることは乗り越えるための助けだろう。ただ、選手たちはそれぞれのやり方やペースでそれを進めていく権利を持っていると思う」と個人差が存在することを認めた。

 監督としての難しさについて「いつもと同じようにチームに何かを求めてはいけなく、いつもどおりの期待を寄せてもいけないと思う」と語りつつ、「そういった意味ではボルシアMG戦も変わらないだろう」と“非常事態”がこれからもしばらく続く見解を述べた。その一方でトゥヘル監督は「チームが一番大きな力と勇気を示しているのはスポーツに集中しようとする姿勢だ」と事件後のトレーニングや試合で見せた精神力をたたえている。

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