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浦和が4連勝で首位キープ…小野途中出場の札幌、粘り見せるも1点届かず

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勝ち点3を上積みして首位をキープした浦和レッズ

[4.22 J1第8節 浦和3-2札幌 埼玉]

 J1リーグは22日に第8節2日目を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズ北海道コンサドーレ札幌が対戦。前半20分にFWラファエル・シルバの得点で浦和が先制するも、同34分にMF兵藤慎剛のゴールで札幌が同点に追い付く。だが同40分にMF関根貴大が決めて勝ち越した浦和が、後半に1点を加点すると、札幌の反撃を1点に抑えて3-2の勝利を収めた。

 ホームの浦和は8日に行われたJ1第7節FC東京戦(○1-0)から先発1人を入れ替え、関根らがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、アウェーの札幌は16日のJ1第7節川崎F戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、MF菅大輝らが先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から主導権を握って試合を進める浦和は前半6分、細かいパス回しから最後はMF宇賀神友弥がミドルレンジから狙うも、シュートはGKク・ソンユンの正面を突いた。同11分には札幌がセットプレーからゴールを脅かすが、DF福森晃斗のCKをMF宮澤裕樹が合わせたヘディングシュートはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまう。

 前半14分には相手のパスミスを奪った宇賀神のグラウンダーのクロスがファーサイドの関根まで届き、関根がダイレクトで合わせたがク・ソンユンに阻まれ、さらに同16分にはMF柏木陽介のロングパスで抜け出したFW興梠慎三がループシュートで狙うもボールはわずかにゴール上に外れた。しかし同20分、柏木が蹴り出したCKの流れからFWラファエル・シルバがネットを揺らし、浦和が先制に成功した。

 その後も攻勢を掛ける浦和は前半25分、FW武藤雄樹のスルーパスから抜け出したR・シルバがゴールを強襲するが、飛び出したク・ソンユンに止められて追加点とはいかず。すると同34分、左サイドからMF田中雄大が中央に送ったパスをFW都倉賢が落とし、後方から走り込んだ菅がヘッドで最終ライン裏にボールを届けると、ボールに反応して抜け出した兵藤が落ち着いてネットを揺らし、札幌が試合を振り出しに戻した。

 しかし前半40分に浦和が勝ち越しに成功する。左サイドから宇賀神が送ったクロスから興梠が放ったヘディングシュートは好反応を見せたク・ソンユンに阻まれたものの、こぼれ球に反応した関根が豪快に右足で蹴り込んでスコアを2-1とした。

 2-1と浦和がリードしたまま後半を迎えると、後半5分には左サイドで相手選手2人に囲まれた都倉が鮮やかな突破からシュートまで持ち込んだがネットを揺らすには至らず。同8分には田中のクロスを菅がヘディングで合わせたものの、シュートはゴール右に外れてしまう。同23分には浦和が決定機を創出するが、武藤のスルーパスからPA内に進入した興梠のシュートはクロスバーを叩き、追加点を奪うには至らず。

 後半28分にはR・シルバのスルーパスから抜け出した興梠が放ったシュートはク・ソンユンに阻まれるが、こぼれ球に興梠自らが反応するとPA内でファウルを誘ってPKを獲得。このPKを興梠が沈めて浦和がリードを2点差に広げた。すると札幌は後半34分、荒野に代えてMF小野伸二を投入。小野にとって、リーグ戦では清水に在籍した11年6月18日(第16節)以来となる、埼玉スタジアムのピッチになった。

 すると後半43分に札幌がFKを獲得すると、福森が直接ねじ込んで札幌が再び1点差に詰め寄る。しかし、そのまま逃げ切った浦和が3-2の勝利を収めて4連勝を飾り、首位をキープした。

(取材・文 折戸岳彦)
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