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首位名古屋「いい教訓に」、ホームで降格圏21位山口に完封負けに大ブーイング

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[4.22 J2第9節 名古屋0-2山口 パロ瑞穂]

 J2首位の名古屋グランパスがホームで降格圏21位に沈むレノファ山口FCに0-2で敗れた。名古屋の敗戦は6戦ぶり。一方の山口は4戦ぶり今季2勝目となった。

 名古屋が上昇気流に乗れない。首位に立つものの、これまでの試合内容は決して褒められたものではなく、前節の徳島戦(△2-2)も前半は一方的に攻められる展開だった。

 ホームでリズムを取り戻したい名古屋だったが、下位に沈むチーム相手に苦戦を強いられる。前半34分に山口にショートカウンターを許すと、DF廣木雄磨のクロスからMF小野瀬康介に押し込まれる。小野瀬に24歳のバースデーゴールを許すと、同26分には小野瀬のシュートが浮き球となってこぼれたところをMF小塚和季に蹴り込まれ、前半だけで2点のリードを奪われた。

 名古屋の試行錯誤は、メンバー起用からも見てとれた。この日は前節から先発4人を変更。しかし前半28分にDF杉森考起に代えて故障明けのMF和泉竜司を投入する戦略的交代を余儀なくされると、後半開始と同時にはベンチスタートのFW永井龍を投入。しかし最後まで流れは変わらず、今季2度目の完封負けを喫した。試合終了のホイッスルが鳴ると、名古屋の応援席から大ブーイングが起きた。

 名古屋のシュートは21本。しかしそのすべてが空砲に終わった。ただ風間八宏監督は「今までで一番チャンスを作り続けられた」と一定の評価を与えると、「いい教訓にしたいというゲーム。我々はまだ全員で高めていかないといけない。質もチームの構成も。無駄な試合は一つもないので、次に向けてもしっかりやっていきたい」と力強く話していた。


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