beacon

「逃せば大きな失敗」チェフがFA杯優勝より手に入れたいもの

このエントリーをはてなブックマークに追加

プレミアのトップ4入りを熱望するGKペトル・チェフ

 アーセナルは23日、FA杯(国内杯)準決勝で延長戦の末にマンチェスター・シティを2-1で下し、優勝へ王手をかけた。しかし、守護神のGKペトル・チェフはFA杯のタイトルを獲ることができても、プレミアリーグでトップ4に入らなければ、失意のシーズンになると考えているようだ。

 アーセナルはアーセン・ベンゲル監督の20年間に及ぶ長期政権の中で、最も厳しいシーズンを過ごしている。リーグ後半戦から徐々に調子を落とすと、3月18日に行われた第29節WBA戦で1-3の完敗を喫し、その時点のプレミア直近5試合で4敗目。1995年以来となる悪夢に見舞われてしまった。現在もUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内となる4位シティと勝ち点7差の7位に低迷。英『ミラー』によると、チェフもこの状況に危機感を抱いているようだ。

「僕らは今、厳しい立場に置かれている。負けてはいけない試合を落としてしまっているからね。プレッシャーもすごい。なんとしてでもここを乗り越える道を見つけなければならない。こういうのは早く見つかる時もあれば、少し時間がかかったり、傷を負いながら見つかる時もあるんだ。今季はまさにそんな感じだね。3試合も4試合も負ければ、難しい立場になるのは当然のことだ」

「シーズンの始めの方は、うまく逆境をはねのけることができていた。苦難に直面した時、答えが見つかるときもあれば見つからないときもある。マンチェスター・シティ戦で最も大事だったのは、チーム全体が規律をもって献身的にプレーしていたことだ。全員がプランに沿ったプレーをしていたし、個人のパフォーマンスも素晴らしかった」

 FA杯シティ戦の勝利が復調へのヒントになると話したチェフ。「もし欧州CLの切符が手に入らなければ、当然僕らにとっては大きな失敗を意味する。全ての試合で勝ち点を取り続けなければならない。出場権を得るためにね」。改めてトップ4入りへ強い決意を示したアーセナルの守護神は、「水曜日にレスター・シティとの試合がある。努力、集中、決意、それからなんといっても自信が必要だ」と、26日にホームで行われる第28節レスターに視線を向けた。


●プレミアリーグ2016-17特集

TOP