beacon

久保裕也が3戦連発!!神がかった決定力に味方もついに“拝む”

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW久保裕也が3試合連続ゴールを挙げた

[4.25 ベルギーリーグ・プレーオフ1第5節 ズルテ・ワレヘム0-2ゲント]

 ベルギーリーグは25日、優勝を懸けて戦うプレーオフ1の第5節を行った。FW久保裕也の所属する2位ゲントは、敵地で5位ズルテ・ワレヘムと対戦。2-0で勝利し、2試合ぶりの白星を手にした。久保は3-4-3の右ウイングで先発し、前半24分に先制ゴールを奪取。3試合連続となる移籍後8得点目を挙げ、フル出場で勝利に貢献している。

 プレーオフ1第4節終了時点で2失点と、堅い守備を武器に勝ち点を積み上げるゲント。今節も隙のない試合運びで立ち上がりを無失点に抑えるが、一方で複数得点が1度しかない攻撃面に課題を抱えており、チャンスシーンの少ない展開となる。

 しかし、そうした状況でもあっさりと決めてしまうのが絶好調の久保だった。前半24分、左サイドのFWモーゼス・ダディ・シモンがクロスを送り、PA内右のMFトマス・フォケがワンタッチで折り返すと、中央でマークを外して飛び込んだのは久保。横からの速いボールを胸で押し込み、均衡を破った。

 久保は得点後、チームメイトと両手を合わせ、お辞儀をする“合掌パフォーマンス”を披露。3試合連続となる移籍後8得点目を挙げると同時に、ヤングボーイズ(スイス)時代と合わせて今季の公式戦20ゴールとし、自身の持つ欧州主要1部リーグでの日本人最多得点記録を更新した。

 さらに久保は前半39分、PA内に走り込んだところで相手DFに倒されるが、ノーファウルでPK獲得とはならず。前半はゲントの1点リードで折り返した。

 後半はズルテ・ワレヘムが前に圧力を掛けてきたことで、ピンチの数が増えたゲント。後半8分にはFWエムバイェ・レイェにヘディングでネットを揺らされるも、オフサイドの判定に救われた。

 守勢の中で迎えた後半15分、MFダニイェル・ミリチェビッチの横パスを久保がPA内中央で受けると、右に持ち出しながら相手DFのタイミングを外し、隙間を狙って右足でシュート。ゴール左隅をとらえていたが、惜しくも相手GKの好セーブに遭った。

 現在のゲントで最も得点の匂いがする久保。後半31分にはFWカリファ・クリバリーの右クロスにニアで反応し、ダイビングヘッドで合わせるも、相手GKの正面を突いた。

 ゲントは終盤の相手の猛攻をしのぐと、後半アディショナルタイム3分に久保のプレスをきっかけに裏へ抜け出したクリバリーが勝負を決める追加点を奪い、2-0で完封勝利。プレーオフ1開始後、5試合負けなし(3勝2分)とし、27日に試合が行われる首位アンデルレヒトとの勝ち点差を暫定で「5」に縮めた。


●欧州組完全ガイド

TOP