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男は結果で応える…浦和FWズラタン「皆のリスペクトを感じるんだ」

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チーム2点目を奪った浦和レッズFWズラタン

[4.26 ACLグループリーグ第5節 浦和6-1Wシドニー 埼玉]

 チャンスを逃さなかった。J1リーグ第8節、そしてACLのグループリーグ第4節終了時点、計12試合で先発出場は2試合、途中出場は4試合と出場機会は限られ、ここまでノーゴール。しかし、浦和レッズFWズラタンは久し振りに与えられた先発の機会で、きっちりと結果を残した。

 最前線に入ったズラタンに決定機が訪れたのは前半18分だった。右サイドからMF駒井善成が中央へ切れ込むと、自身は最終ライン裏を突こうと動き出す。絶妙なスルーパスを呼び込むと、難しい体勢ながらも右足のつま先で合わせてネットを揺らした。「駒井がスルーパスをうまく出してくれたのをつま先で合わせることができた。すごく良いコンビネーションから得点を取れて、うれしく思います」と今季公式戦初ゴールに喜びを表しつつ、得点をお膳立てした駒井への感謝を忘れなかった。

 さらに前半43分には、前線へと走り出す駒井を見逃さずにスルーパスを届けると、駒井の折り返しをFW李忠成が流し込みチーム3点目が生まれた。後半17分には無念の負傷交代となったが、「ドクターのチェックをこれから受けます。それ次第だけど、良い状態であると僕は思っているし、多分大丈夫だと感じているよ」と話している。

 久し振りの先発出場となったが、前線で存在感を示した。訪れた出場機会でしっかり結果を残せたのも、「一生懸命準備することが大事」と普段からしっかりとトレーニングを行えているからこそだと語る。そして、「チームメイトやチームが僕のことをリスペクトしてくれていると感じています。だから、そこで結果を残さないといけない」と周囲からの信頼を感じるからこそ、ピッチに立ったら結果で応えないといけないと続けた。

(取材・文 折戸岳彦)
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