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18歳MF堂安律が公式戦3戦連発!!G大阪が首位浦和に勝ち点1差に迫る

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G大阪がMF堂安律のゴールによって横浜FMに1-0で勝利した

[4.30 J1第9節 横浜FM0-1G大阪 日産ス]

 ガンバ大阪が敵地で横浜F・マリノスに1-0で勝利した。リーグ戦連勝のG大阪の勝ち点は18に伸び、大宮とのさいたまダービーに敗れた首位の浦和との勝ち点差を1とした。横浜FMは今季初のリーグ戦連敗を喫した。

 横浜FMは26日のルヴァン杯から中3日。しかし若手主体で戦ったルヴァン杯からMFダビド・バブンスキー以外の先発メンバーを交代。1週間前の柏戦(●0-2)と比べても、DF松原健、出場停止だったMFマルティノス、バブンスキー、そしてFW伊藤翔の4人が先発に復帰した。

 一方のG大阪はホームで戦ったACLのアデレード・U戦から中4日。こちらはDFファビオが故障から先発復帰。しかし1週間前の大宮戦(○6-0)の先発ンバーと比較すると、ファビオがスタメンに復帰したのみ。MF遠藤保仁はリーグ戦2試合連続のベンチスタートになった。

 静かな前半になった。サイド攻撃でチャンスを伺うG大阪は前半19分にDFオ・ジェソクのクロスにFW赤崎秀平が飛び込むが、ヘディングシュートは枠右。同27分にはゴール前中央からMF井手口陽介がミドルシュートを試みるが、ボールはGKの正面に飛んだ。

 横浜FMも攻め手を欠く。前半29分のカウンターからマルティノスがドリブルで運ぶと、DF藤春廣輝のファウルを誘う。FKを獲得すると、バブンスキーのクロスからDF中澤佑二がヘディングシュートを試みるが、GK東口順昭にキャッチされた。

 後半に入ってもなかなか均衡状態は崩れない。選手交代で先に動きを見せたのはG大阪。後半13分に赤崎に代えてFWアデミウソン、MF泉澤仁に代えてFW長沢駿を投入し、2トップにして先制点を奪いに行く。対する横浜FMも同17分に伊藤に代えてFWウーゴ・ヴィエイラ、同18分にバブンスキーに代えてMF扇原貴宏を送り込み、リズムに変化を求めた。

 すると後半19分、試合が動く。G大阪はカウンターから左サイドを突破。MF藤本淳吾とのパス交換で藤春が深い位置まで抜けると、クロスボールを長沢がフリック。ゴール前にいたMF堂安律が難なく蹴り込む。前節の大宮戦ではJ1初ゴールを含む2発、ACLのアデレード・U戦でも強烈ミドルを決めるなど成長期真っ只中の若武者が均衡を破った。

 追いかける形になった横浜FMは後半35分に最後の交代カードとして松原に代えてMF遠藤渓太を投入。ルヴァン杯新潟戦で得点した勢いに乗る19歳を送り込み、勝負に出る。しかし藤本に代えてDF丹羽大輝を投入し守りを固めるG大阪守備網を最後まで崩すことが出来ず、横浜FMはリーグ戦2試合連続の完封負けを喫した。

(取材・文 児玉幸洋)
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