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“PK未遂”&サイドネット…久保裕也4戦ぶり不発、ゲントは首位攻防戦スコアレス

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FW久保裕也は4試合ぶりとなるノーゴール

[4.30 ベルギーリーグ・プレーオフ1第6節 ゲント0-0アンデルレヒト]

 ベルギーリーグは30日、優勝を懸けて戦うプレーオフ1の第6節を行った。FW久保裕也の所属する2位ゲントは、ホームで首位アンデルレヒトと対戦。スコアレスドローに終わり、連勝を逃した。4-2-3-1のトップ下で先発した久保はフル出場したが、4試合ぶりの無得点に終わっている。

 勝ち点5差で迎えた上位直接対決。前半2分には3試合連続ゴール中の久保がさっそく魅せた。左サイドでボールを持つと、鋭いドリブルでPA手前中央まで前進。最後はパスを選択したが、FWモーゼス・ダディ・シモンのシュートは枠を外れた。

 互いに落とせないゲームとあって、その後はこう着状態が続くも、前半41分にFWカリファ・クリバリーからのパスを受けた久保が左からカットイン。PA手前中央から右足を振り抜き、PA内のDFウロシュ・スパイッチの右腕にシュートが当たったようにも見えたが、主審の笛は鳴らなかった。

 スコアが動かないまま前半を折り返し、迎えた後半6分、久保に決定機が訪れる。右サイドのスペースでボールを持ったシモンが、中央を確認して右足でクロス。ファーから走り込んだ久保が滑りながら左足で合わせるも、シュートはゴール左外のサイドネットに当たり、先制のチャンスを逃した。

 ここから徐々にオープンな展開となり、ピンチを迎える場面も増えたゲント。しかし、GKロブレ・カリニッチが至近距離のシュートを立て続けに止めるなどビッグセーブを連発し、ゴールは許さない。後半15分には久保がミドルレンジから思い切りよくシュートを打つが、枠をとらえることはできなかった。

 ゲントは終盤にかけて運動量が落ち、守勢の展開となっていく。前線の久保はサポートが少ない中で奮闘。後半41分にはFWサムエル・カルがPA内右から横パスを出し、中央の久保が右足で合わせるが、相手DFにブロックされた。

 結局、3分と表示されたアディショナルタイムでもスコアは動くことなく、0-0で試合終了。首位アンデルレヒトとの最後の直接対決で勝ち点差を縮められなかったゲントは、残り4試合で5ポイント差を追う厳しい状況となった。


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