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[関東]筑波大、順大、東国大が開幕2連勝!FW木戸復帰の明大は日体大とドロー:第2節

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東京国際大が首位に立つ

第91回関東大学サッカーリーグ戦1部


 第91回関東大学サッカーリーグ1部の第2節が4月30日に各地で行われた。開幕2連勝を飾ったのは筑波大順天堂大東京国際大の3校。一方で法政大東洋大は開幕2連敗を喫し、痛恨のスタートとなっている。

 東京国際大は慶應義塾大に3-0の完封勝利。MF安東輝(4年=浦和ユース)とFW進昂平(4年=浦和ユース)の浦和レッズユース出身コンビがそれぞれ1得点1アシストの活躍で快勝に貢献。2戦連続複数得点での2連勝を果たし、得失点差+4に伸ばして首位に立った。

 FW旗手怜央(2年=静岡学園高)が不在の順天堂大だったが、後半43分から2発奪っての逆転劇。後半38分、法政大のFW青柳燎汰(3年=前橋育英高)に先制点を許す。しかし後半43分に獲得したPKをMF新里涼(4年=横浜FMユース)が決めて追いつくと、終了間際の後半アディショナルタイム3分にはルーキーMF望月陸(1年=清水ユース)のクロスからFW松島奨真(4年=桐生一高)が頭で劇的な勝ち越しゴール。2-1の逆転勝利を飾った。一方の法政大は2戦連続1-2のスコアで連敗を喫した。

 筑波大東洋大を1-0で下し、2連勝した。GK森本泰介(4年=栃木ユース)がゴールマウスを守った一戦。後半13分にMF会津雄生(3年=柏U-18)のパスからMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)が決めたゴールが決勝点。試合を通じて7本ものシュートを放ったエースFW中野誠也(4年=磐田U-18)は不発に終わったが、チームは手堅い勝利で勝ち点3を上乗せた。一方で2部からの昇格組である東洋大は開幕2連敗。前半をFW坂元達裕(3年=前橋育英高)の1本のシュートで折り返すと、後半早々に失点。反撃は叶わなかった。

 今季初勝利を手にしたのは流通経済大駒澤大に1-0の完封勝利で勝ち点3を手に入れた。前半24分にDF本村武揚(2年=流通経済大柏高)が決めたゴールが決勝点。後半34分から投入したFWジャーメイン良(4年=流通経済大柏高)が不発に終わるなか、虎の子の1点を守りきった。

 昨季王者の明治大は今季初白星はお預けに。日本体育大と1-1で引き分けた。試合が動いたのは前半41分、MF関戸裕希(3年=前橋育英高)のCKからFW平川元樹(3年=札幌U-18)のヘディングシュートが決まり、日本体育大が先制。前半を折り返す。

 迎えた後半21分には明治大がMF櫻井敬基(4年=藤枝東高)のゴールで試合を振り出しに戻した。逆転を目指す明治大は同34分に最後の交代カードを切り、主将のFW木戸皓貴(4年=東福岡高)を投入。昨年8月15日の全国総理大臣杯決勝で二度目の左膝前十字靭帯損傷の大怪我を負ったFWが約9か月ぶりに紫紺のピッチへ帰ってきた。最後まで追加点はならず、試合は1-1の引き分けとなったものの、明治大には主将の“帰還”という明るいニュースがもたらされた。

 専修大桐蔭横浜大とスコアレスドローで連勝はならなかった。とはいえ2戦負けなし(1勝1分)のスタートで4位へつけた。桐蔭横浜大は守備陣の奮闘が光り、相手をゼロに抑えたが自分たちも1点が遠く。今季初勝利はお預けとなり、今季初の勝ち点1を手にするに留まった。

結果は以下のとおり
  
【前期第2節】(4月30日)

[味の素フィールド西が丘]
順天堂大 2-1 法政大
[順]新里涼(88分)、松島奨真(90分+3=補・望月陸)
[法]青柳燎汰(83分=補・松澤彰)

明治大 1-1 日本体育大
[明]櫻井敬基(66分)
[日]平川元樹(41分=補・関戸裕希)

[夢の島競技場]
専修大 0-0 桐蔭横浜大

慶應義塾大 0-3 東京国際大
[東]進昂平(20分=補・安東輝)、安東輝(47分=補・進昂平)、池添勘太郎(90分+2=補・宇高魁人)

[たつのこフィールド]
流通経済大 1-0 駒澤大
[流]本村武揚(24分)

筑波大 1-0 東洋大
[筑]戸嶋祥郎(58分=補・会津雄生)


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