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ベンゲル監督が宿敵トッテナムの勝利を祝う「おめでとうと伝えたい」

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宿敵トッテナムを祝したベンゲル監督

[4.30 プレミアリーグ第35節 トッテナム2-0アーセナル]

 プレミアリーグは30日、第35節を行った。ホワイトハートレーンでは、トッテナムアーセナルによる“ノース・ロンドン・ダービー”が開催され、2-0でトッテナムが勝利した。

 試合後にはアーセナルのアーセン・ベンゲル監督がライバルを称えた。英『スカイスポーツ』によると、「全体的に見て彼らのほうが勝利にふさわしかった。まず、彼らは2点を決めているが、私たちは決められなかった。ただ、最初のゴールが決まるまで試合はイーブンだったがね。PKを与えてから、相手に勢いが出てしまった」と振り返る。

 後半10分にMFデレ・アリの得点で先制されると同12分に追加点を許す。ドリブル突破していたFWハリー・ケインへDFガブリエル・パウリスタがファウルし、PKを献上。これをケインに決められて0-2にされると、最後までゴールは遠かった。

 零封負けを喫したベンゲルは「ペナルティーキックの影響が大きかったのは明らかだ。それ以降、トッテナムはより危険なチームになった」と言い、「私たちは1点も取れなかった。だから相手も気持ちよくプレーしていた。彼らのほうがフィジカル的に鋭く、うまく自分たちのゲームができなかった」と悔いる。

「今のところ、プレーするのに必要な自信を取り戻せていない」と自チームを振り返った指揮官は「彼らにはおめでとうと伝えたい。だが、もともとトッテナムを上回ることが私たちの目標じゃない。タイトルを獲得しようとシーズンに臨んでいる。20年もあれば、こういうことも起こる」と強気にコメント。

「数学的に見て、こういうこともあるということだ。結果には満足していないが、今回の結果だけでトッテナムと自分たちを比べるようなことはしない。比べる相手は自分たちの理想像であるべきだ」と説いた。

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