beacon

[MOM2105]前橋育英MF千葉剛大(1年)_選手権準Vの主将彷彿とさせる動き、試合を決めるゴールも

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.30 Rookie League A Group第2節 前橋育英高 1-0 帝京高 時之栖裾野G]

 前橋育英高はボランチとして先発したMF千葉剛大(1年)が2試合連続ゴール。全国高校選手権で準優勝した昨年度の主将、MF大塚諒(現立教大)のように活動量多く、攻守両面でボールに絡んだMFがチームを勝たせる仕事をしてのけた。

 0-0の後半、チームが4-4-2から4-1-4-1へシフトチェンジしたことに伴い、千葉はトップ下へポジションを移した。すると26分に、右ロングスローのこぼれ球から決勝点。「ボランチなんですけど常にゴールは狙っていきたいと思っている」というMFがその思い通りに貴重なゴールを決めた。

 終盤はボールを受ける回数が減ってしまったものの、自慢の持久力を活かして走り続けてチームの勝利に貢献。その千葉については指揮を執った北村仁コーチも「“いぶし銀”みたいな。めちゃくちゃ献身的ですし、サッカー大好きで、マジメです」とそのプレー面などを期待を口にする。そのMF千葉は北村コーチも同調していた大塚のようなチームを支える役割に加え、勝負を決めるゴールで勝利の立て役者となった。

 父・泰将さんはプロのオートレーサー。「凄い間近にプロがいる。勝負へのこだわりについて聞いてきた」。勝負の世界で生きる父と自身を比較して「負けず嫌いは似ていると思います」というMF千葉が前橋育英で努力を続け、「将来プロに繋げて選手権でも優勝したいと思います」という目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2017 Rookie League特集ページ

TOP