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[関東]日体大に3発逆転!千葉U-18出身ルーキーFW小澤裕太がダメ押し弾!東洋大が1部復帰後初勝利

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後半21分、東洋大逆転のシーン

[5.3 関東大学1部L第3節 日本体育大1-3東洋大 江戸陸]

 第91回関東大学サッカーリーグ1部の第3節が3日に各地で行われた。東京・江戸川区陸上競技場での第2試合では東洋大日本体育大に3-1の逆転勝利を収めた。先制されたが、前半のうちに追いつくとセットプレーからの3点で1部復帰後初勝利を飾った。

 中2日での3連戦ということもあり、互いにルーキーを初先発させた。日本体育大は開幕戦から途中出場の続いていたMF伊藤純也(1年=FC東京U-18)が右SHで先発し、東洋大は前節初めてベンチ入りしたDF坂本涼斗(1年=柏U-18)が右SBで先発に抜擢された。

 試合は前半24分に日体大が先制。後方からMF室崎雄斗(4年=武南高)のロングボールからPA内へ抜けたFW太田修介(4年=甲府U-18)がわずかにGK伊藤俊祐(4年=柏U-18)より先にボールへ触ってかわす。最後は無人のゴールへ流し込んだ。1-0とした。

 1部昇格後2連敗中の東洋大は、追いつきたいところだったが前半30分過ぎにアクシデント。接触で10番のFW小堀将人(4年=八千代高)が左足首を負傷。同35分に前節、途中出場でデビューしたルーキーFW小澤裕太(1年=千葉U-18)が代わって送られた。

 それでも動じない東洋大は前半45分にセットプレーから同点弾。右サイドからドリブルで仕掛けたMF松崎快(2年=大宮ユース)が相手のファウルを誘い、FKを獲得。DF渡辺星夢(3年=前橋育英高)が入れたボールをファーサイドのDF浦上仁騎(3年=大宮ユース)が頭で叩いた。東洋大にとっては1部復帰後初ゴール。1-1で前半を折り返す。

 迎えた後半に日体大はFW瀧本高志(3年=履正社高)に代え、FW平川元樹(3年=札幌U-18)を入れた。しかし流れを変えることはできず。決定的な場面は少なく、二度目の勝ち越しゴールは生まれない。後半15分には室崎に代えて、MF渡邊龍(3年=FC東京U-18)を入れる。

 追いついた前半の勢いそのままに後半開始から攻め込む東洋大。後半4分にはクリアを拾った坂本が右クロス。ファーで待ち構えていたFW坂元達裕(3年=前橋育英高)のシュートは枠を外れた。同21分にはPA手前右でFKを獲得。渡辺が直接狙ったがゴール左へ逸れる。

 それでも後半22分に逆転に成功。MF高橋宏季(3年=FC東京U-18)の左CKがファーヘ流れ、MF丹代藍人(3年=青森山田高)が落とし、最後はゴール前右のDF渡邉拓也(2年=FC東京U-18)が押し込む。GK長谷川洸(4年=東京Vユース)がわずかに触ったボールはポストの内側を叩き、GKの背に当たってゴールイン。東洋大がオウンゴールで2-1と勝ち越した。

 後半31分にはダメ押しの3点目。またもセットプレーから加点した。高橋の左CKから坂元が頭で落とし、GK長谷川がパンチング。詰めていたルーキー小澤が右足で押し込んだ。3-1と差を広げた。

 2点ビハインドを追った日本体育大は後半33分に最後の交代枠でMF秋本和希(4年=三菱養和SCユース)に代わって、MF関戸裕希(3年=前橋育英高)を送る。関戸が中盤からのパスで徐々にリズムを作り出したが得点にはつながらない。同35分には絶好の位置でFKを獲得。太田が直接狙うもゴール左へ。同41分には渡邊がドリブルで仕掛けて自らシュートも狙ったがクロスバー上へ外れていった。2点目は生まれず。3-1で試合は終了し、東洋大が1部復帰後初白星を手に入れた。

(取材・文 片岡涼)
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