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「自分のところでやられた」失点悔やむ原輝綺、U-20W杯へ切り替え

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10試合連続の先発となったMF原輝綺

[5.5 J1第10節 川崎F3-0新潟 等々力]

 アルビレックス新潟は0-3で敗れ、今季初の3連敗。左SBで先発フル出場した高卒ルーキーのMF原輝綺は「中盤とDFラインの裏を使われた。前と後ろをもう少しすり合わせないと…」と肩を落とした。

「(試合の)入りは良かったけど、先制点を取られたのが大きかった。自分のところでやられたので自分が甘かったです」。前半40分、前がかりになった裏のスペースを狙われ、スルーパスに鋭く飛び出したMFハイネルを止められず、先制点を献上。

「ボランチが2人食いついちゃって、その背後をうまく使われた」。右サイドに張ってから中に抜け出す一瞬の動きでマークを剥がされ、「中に入ってくることは分かったけど、そう思った瞬間には遅かった」と対応しきれなかった局面を悔やんだ。前半途中に相手のシステムが変更となり、ハイネルが自サイドに。「戸惑いはなかったけど、ほとんど自分のところで数的不利をつくられた」と反省しきりだった。

 今季、市立船橋高から加入。高卒ルーキーとしてクラブ初の開幕スタメンを勝ち取り、10試合連続で先発出場を続けているが、チームは低迷し、今季7敗目を喫した。「雰囲気は正直、よくない」と率直に明かした上で、「今はしっかり受け止めるしかない。もう一回イチからやり直さないといけない」と前を向いた。

 20日から韓国で開催されるU-20W杯メンバー21人に選出され、11日からは静岡県内で行われる代表合宿に乗り込む。AFC U-19選手権にはボランチで出場。守備のユーティリティー性が評価されており、「代表ではポジションもやるべきことも違うと思う。しっかりと切り替えて、責任を持って戦いたい」と気合は十分だ。「いろんなものを吸収して帰ってきたい。攻守でプレーの幅を広げたい」と進化を誓い、その力をチームに還元する覚悟を口にした。

(取材・文 佐藤亜希子)
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