国際サッカー連盟(FIFA)は5日、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに科したW杯南米予選4試合の出場停止と罰金1万スイスフラン(約114万円)の処分を解除すると発表した。

　メッシは3月23日に行われた南米予選のチリ戦で、副審に侮辱的な発言をしたとして、FIFAから4試合の出場停止と罰金の制裁が科せられた。メッシを欠いたアルゼンチンは同28日のアウェー・ボリビア戦で0-2の完封負け。3試合ぶりの黒星でプレーオフ圏内の5位に転落し、先月10日にエドガルド・バウサ監督の解任が発表された。

　FIFAの上訴委員会は「証拠が十分ではない」として、メッシへの処分を取り消すことを決断。アルゼンチンサッカー協会の異議を認められる形となった。

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