beacon

乾は4試合連続先発も…エイバル、アトレティコに逃げ切り許す

このエントリーをはてなブックマークに追加

4戦連続先発出場を果たしたエイバルMF乾貴士

[5.6 リーガ・エスパニョーラ第36節 A・マドリー1-0エイバル]

 リーガ・エスパニョーラは6日、第36節2日目を行い、MF乾貴士が所属するエイバルアトレティコ・マドリーのホームに乗り込み、0-1の完封負けを喫した。4試合連続で先発した乾は後半31分までプレーしたが得点には絡めなかった。

 定位置の左サイドハーフに入った乾が前半7分に好機を迎える。FWキケ・ガルシアからフリーでボールを呼び込むと、中央に切れ込みながらキレのあるステップで対峙したMFトーマス・パーテイをかわし、右足シュートを枠内に飛ばしたが、GKヤン・オブラクの正面を突いてしまい弾き出されてしまった。

 前半31分にはアトレティコが決定機を創出。MFサウール・ニゲスのロングパスで抜け出したMFヤニック・カラスコがPA内まで持ち込むと、鋭い切り返しでDFイバン・ラミスを翻ろうして右足で狙ったものの、シュートは大きく枠上に外れてしまう。さらに同45分には右サイドをえぐったトーマスのラストパスからサウールがゴール前でフリーになるが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 0-0のまま後半を迎えると、アトレティコはMFニコラス・ガイタンに代えてFWフェルナンド・トーレスをピッチへと送り込む。アトレティコが主導権を握って試合を進めるが、後半14分のFWアントワーヌ・グリーズマンのシュートがGKアジエル・リエスゴにストップされるなど、エイバルが体を張った守備で簡単には得点を許さない。

 しかし後半25分、左サイドを突破したDFディエゴ・ゴディンのグラウンダーのパスをF・トーレスがスルーすると、後方から走り込んだサウールが左足で合わせて鮮やかにネットを揺らし、ついにアトレティコが先制に成功した。すると同31分にエイバルベンチが動き、乾に代わってMFルベン・ペーニャが投入される。だが、その後もエイバルに得点は生まれずにアトレティコが1-0の完封勝利を収めた。


●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
●欧州組完全ガイド

TOP