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トッティ、サンシーロでのラストマッチはベンチ…ローマの英雄の扱いに非難噴出

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ローマFWフランチェスコ・トッティ

 今シーズン限りで現役生活を退くことが発表されたローマのFWフランチェスコ・トッティは、ミラン戦に出場せず、サポーターが怒りの声を上げている。7日、イタリアメディア『フォルツァ・ローマ』が報じている。

 7日に行われたセリエA第35節のミランとローマの一戦で、ローマのレジェンドであるトッティに出番が訪れなかったことでサポーターから不満が寄せられている。トッティは今シーズン限りで選手生活を終え、来シーズンからローマのフロント入りすることが決定している。このため、イタリア屈指の規模を誇り、8万人が収容可能なサンシーロでの最後の雄姿を期待する観客は多かった。

 試合はアウェーのローマが途中、1点差に詰め寄られる場面がありながらも、終始優位を保ち4-1で勝利。試合終盤、サンシーロでの最後の挨拶としてトッティを起用することも可能だったはずだが、指揮官ルチアーノ・スパレッティの考えは違った。

■功労者トッティへのリスペクトを欠く?

 ネットでは不満の声があふれている。「このユニフォームにすべてを捧げた男に対するリスペクトが全く感じられない」といった声や、「本当にがっかりだ。バカげた選択」との意見も見られた。また「なぜスパレッティはピッチに入れなかったのか」、「表現すべき言葉も見つからない。スパレッティは傲慢だ」、「器の小さい男だ。今夜眠れるかな? スパレッティ、誇りとは何かを知らないのか」などと、スパレッティを批判するコメントも多かった。

 なお、スパレッティは試合終了後のインタビューで「彼を最後の5分間起用したら、“バカにしている”と言うんだろう。少しプレーさせても批判された。私はトッティの物語には関与しない。選手としてトッティを使うだけだ。次は私ももう少し気をつけるけどね」と語るにとどめた。


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