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“静岡ダービー”制した磐田が3連勝で3位浮上!清水をルヴァン杯敗退に追いやる

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[5.10 ルヴァン杯GL第5節 清水2-4磐田 アイスタ]

 ルヴァン杯は10日、グループリーグ第5節を行った。IAIスタジアム日本平ではA組の清水エスパルスジュビロ磐田と対戦し、4-2で磐田が勝利した。この結果、清水の敗退が決まった。

 “静岡ダービー”は立ち上がりこそホームの清水が主導権を握ったが、徐々に磐田に流れを引き寄せる。前半27分、左サイドからDF中村太亮が上げたクロスをFW小川航基が胸トラップから右足を振り抜くもGK植草裕樹がセーブ。それでも29分、左CKの流れから中村太が鋭い左クロスを入れると、ファーサイドまで流れたボールをPA右からDF藤田義明が右足を振り抜く。相手に当たってこぼれたボールをMFアダイウトンが右足で押し込み、磐田が先制に成功した。

 反撃に出たい清水だが、ミスからさらに失点してしまう。前半34分、DF村松大輔のバックパスをPA外に飛び出していたGK植草が処理を誤り、プレッシャーをかけていたアダイウトンに無人のゴールに流し込まれる。2点ビハインドとなった清水は40分、MF金子翔太が藤田のスライディングを受けてPA内で倒され、PKを獲得。金子自らが左ポストに当てながらゴールネットを揺らし、前半のうちに1点を返した。

 後半開始からMF六平光成を入れた清水。立ち上がりから攻め込むと、6分に金子の左CKからニアでMFミッチェル・デュークがヘディングシュート。これはGK志村滉が止められたが、ゴール前の混戦からFW北川航也が押し込んだ。しかし、一度は得点が認められたが、磐田の選手たちがGK志村へのファウルがあったとして猛抗議。主審が追加副審、副審に確認し、得点は取り消された。

 それでも清水は直後の後半8分、MF村田和哉が右サイドを駆け上がり、アーリークロスを入れると、ゴール前に走り込んだ北川が左足で合わせ、2-2。北川の“正真正銘”のゴールで清水が試合を振り出しに戻す。しかし、磐田がすぐさま勝ち越しに成功する。17分、ショートコーナーから中村がクロスを上げ、こぼれたボールをPA左から藤田が右足一閃。強烈なシュートがゴール右に突き刺さり、3-2と再びリードを奪った。

 清水は後半32分にMF白崎凌兵、38分にFW鄭大世を入れ、同点を狙いに行く。だが、次にスコアを動かしたのは磐田だった。39分、アダイウトンが右サイドの深い位置からクロスを入れ、途中出場のMF上原力也が相手のかわしてPA右から右足シュート。これがゴール左隅に突き刺さり、ダメ押し。磐田が4-2で宿敵を下し、3連勝で順位をプレーオフステージ出場圏の3位に上げた。一方、4連敗の清水は残り2試合で3位の磐田と勝ち点9差となったため、ルヴァン杯の敗退が決まった。


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