beacon

打ち合い制したFC東京がA組2位に浮上!!未勝利の大宮は2試合残してGL敗退が決定

このエントリーをはてなブックマークに追加

激しい打ち合いの末、FC東京が4-3で勝利した

[5.10 ルヴァン杯グループA第5節 FC東京4-3大宮 味スタ]

 ルヴァン杯は10日、グループリーグ第5節を行い、FC東京はホームで大宮アルディージャと対戦し、4-3で競り勝った。FC東京は2連勝で勝ち点を「9」に伸ばし、2位に浮上した。

 ホームのFC東京は7日のJ1第10節仙台戦(2-0)からDF森重真人を除く先発10人を変更。注目の15歳MF久保建英はベンチスタートとなった。
 大宮は6日のJ1第10節札幌戦(0-1)からDF山越康平、DF高山和真を除く先発9人を入れ替えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから一進一退の攻防が展開された。FC東京は前半13分、GK加藤順大のパスミスをFWピーター・ウタカが拾うと、MF阿部拓馬とのパス交換から無人のゴールへ右足ミドル。決定的なチャンスだったが、シュートは惜しくもクロスバーを直撃してしまう。その跳ね返りをPA左のMF中島翔哉が右足で叩いたが、シュートは枠をとらえられず、絶好機を生かせなかった。

 大宮も徐々に押し返し、前半20分に試合を動かす。FWドラガン・ムルジャがGK大久保択生に倒され、PKを獲得。ムルジャ自らがキッカーを務めると、真ん中に右足で蹴り込み、豪快にネットを揺らした。しかし、すぐさまFC東京が反撃に出る。前半25分、左CKから中島が右足でクロスをあげると、ニアサイドのウタカがヘディングで叩き込み、試合を振り出しに戻した。

 試合は打ち合いの様相を呈し、前半32分、右CKからMF大前元紀がクロスを入れると、ニアサイドのMFマテウスが強烈なヘディングシュートを押し込み、2-1の勝ち越しに成功。しかし、その3分後の35分、FC東京はウタカが前線にヘッドでパスを送ると、大宮DF大屋翼が阿部に寄せられながらクリアを試みたボールがゴールネットに吸い込まれた。

 オウンゴールで2-2の同点に追いついたFC東京は前半39分、ウタカのパスから阿部がドリブルで持ち上がってエリア内に進入。鋭い切り返しで相手選手をかわし、中島にラストパスを届けると、中島が右足シュートでゴールネットを揺らし、逆転に成功した。

 3-2で前半を折り返すと、FC東京がボールを保持する時間帯が続く。徐々に攻勢を強め、後半16分に右後方の位置でFKを獲得。中島のクロスをファーサイドの森重がヘディングで叩き込み、2点差に突き放した。すると後半36分、FC東京ベンチが動き、久保がピッチに送り込まれる。後半40分には決定機。中島のスルーパスに抜け出した久保がそのままPA内に進入。角度のない位置から左足を振り抜いたが、シュートは惜しくもゴール右に外れ、ルヴァン杯初ゴールとはならなかった。

 大宮は後半アディショナルタイムにFW播戸竜二がPKを沈めて1点を返したが、反撃もそこまで。3-4で競り負け、ルヴァン杯初勝利を挙げることはできなかった。2分2敗の大宮はプレーオフ出場圏の3位磐田と勝ち点7差が開き、2試合を残してグループリーグ敗退が決定した。

(取材・文 佐藤亜希子)
●ルヴァン杯2017特設ページ
●[ルヴァン杯]GL第5節 スコア速報

TOP