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自陣からのフィードがそのまま決まる…C大阪がDF丸橋のラッキー弾で3位以上確定、新潟は敗退に

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[5.10 ルヴァン杯グループリーグ第5節 C大阪1-0新潟 金鳥スタ]

 セレッソ大阪がDF丸橋祐介のラッキーな得点でアルビレックス新潟を1-0で下した。C大阪は勝ち点を11に伸ばしてグループ2位をキープするとともに、プレーオフステージに進出する3位以内が確定。今大会3敗目を喫した新潟はグループリーグ敗退が決まった。

 C大阪は直近のリーグ戦からスタメン8人を変更。21歳以下の選手として、今月20日から韓国で開催されるU-20W杯に出場するDF舩木翔(19)が今大会4試合連続で先発出場した。

 一方、7日に三浦文丈前監督の休養を発表し、片渕浩一郎コーチが暫定的に指揮を執る新潟は、DFソン・ジュフン以外のスタメン10人を変更。DF長谷川巧がU-20日本代表候補のトレーニングキャンプメンバーに招集されたことで、規定により21歳以下の選手を出場させる義務がなくなったこともあり、U-21枠のDF酒井高聖(21)とMF原輝綺(18)はベンチスタートとなった。

 最初にチャンスを迎えたのはホームのC大阪。前半5分、MF木本恭生のロングパスにFWリカルド・サントスが走り込み、PA内右からトラップせずに右足でシュートを打つが、わずかにゴール左へ外れた。新潟も同13分に、MF森俊介がPA手前右から左足で放ったシュートがGKキム・ジンヒョンの手をかすめてクロスバーに当たるシーンがあったものの、その後はC大阪のペースで試合が進む。

 C大阪は前半35分にPA手前やや左でFKを獲得し、キッカーの舩木が左足でシュート。だが、外側から巻いたボールはゴール左外のサイドネットに当たる。同アディショナルタイム1分には左サイドの舩木がクロスを送り、PA内中央でマークを逃れたMF福満隆貴が頭で合わせるも、体を伸ばした無理な体勢でのヘディングシュートとなり、枠を大きく外れた。

 前半をスコアレスで折り返し、後半も序盤から決定打に欠ける両チームは、後半18分に交代カードを切る。C大阪はMF清原翔平に代えてMF清武弘嗣、新潟はMFジャン・パトリックに代えて原を投入。さらにC大阪は同20分、舩木を下げて丸橋をピッチへ送った。

 この交代策が実ったのはC大阪。後半34分に丸橋が自陣の左サイドから左足で前線にロングフィードを送ると、PA内中央に清原とリカルド・サントスが走り込む。リカルド・サントスが伸ばした左足には当たらなかったが、バウンドしたボールが風で伸びてGK守田達弥の頭上を破り、ゴール右に吸い込まれた。

 幸運な形で先制に成功したC大阪は後半39分に福満とFW柿谷曜一朗を交代し、次の1点を奪いに行く。追加点こそ挙げられなかったC大阪だったが、1-0で逃げ切りに成功。他会場の鳥栖と甲府が敗れたことで、グループ3位以内が確定した。


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