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3失点は微妙だけど…「今年は意外とアシストしている」中島翔哉が1G2Aの活躍

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1ゴール2アシストの活躍で勝利に貢献したMF中島翔哉

[5.10 ルヴァン杯グループA第5節 FC東京4-3大宮 味スタ]

 計7ゴールが生まれた乱打戦。1ゴール2アシストの活躍を見せたMF中島翔哉は「3失点はしたくないけど、最終的に勝てたことはチームとしてはすごく良かった」と安堵の表情。

 正確なキックで魅せた。「いいボールを蹴れば中には合わせてくれる選手がいる」と練習で慣れた形からゴールを演出。まずは先制された5分後の前半25分、左CKから右足で正確なクロスを入れると、ニアサイドのFWピーター・ウタカがヘディングで叩き込み、すぐさま振り出しに戻す。

 試合は打ち合いの様相を呈し、前半32分に勝ち越しを許したが、3分後の35分にオウンゴールで2-2。迎えた前半39分、MF阿部拓馬がドリブルで持ち上がってエリア内に進入すると、鋭い切り返しで相手選手をかわし、ラストパス。フリーの中島が右足シュートでゴールネットを揺らし、3-2の逆転に成功。チーム最多となるルヴァン杯3得点目のゴールも「あれは琢磨くんのゴール」と控えめに喜んだ。

 後半16分には右後方の位置でFKを獲得。右足であげたクロスを今度はファーサイドのDF森重真人がヘディングで叩き込み、4-2に突き放す。セットプレーから2ゴールをお膳立てし、「今年は意外とアシストしているので続けていきたい」と充実感を漂わせた。

 試合終了間際に1点を返されたが、4-3で競り勝ち、チームはA組2位に浮上。阿部やウタカとのコンビネーションで何度も相手ゴールを脅かし、後半40分には絶妙なスルーパスを届け、15歳MF久保建英がフィニッシュまで持ち込む好機も創出。「(FC東京には)いい選手がたくさんいる。誰とでもやれる自信はある」と頼もしかった。

(取材・文 佐藤亜希子)
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