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大前元紀「3点取って勝てないと正直きつい」大宮は公式戦3連敗と再び苦境

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不発に終わったMF大前元紀

[5.10 ルヴァン杯グループA第5節 FC東京4-3大宮 味スタ]

 2分2敗、未勝利での敗退が決まった。大宮アルディージャは3-4で競り負け、2試合を残してグループリーグ突破の可能性が消滅した。「今日に関しては3点取っているんでね。3点取って勝てないと正直きつい」。右SHで先発したMF大前元紀は険しい表情で試合を振り返った。

 激しい打ち合いとなった一戦。前半20分にFWドラガン・ムルジャが獲得したPKで自らキッカーを務めると、右足で豪快に真ん中へと蹴り込み、先制点。1-1で迎えた前半32分には右CKから大前がクロスをあげ、ニアサイドのMFマテウスが強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。

 2-4に突き放されたが、後半アディショナルタイムにはベテランFW播戸竜二のPK弾で1点差に詰め寄る。しかし、反撃もそこまで。今季初の複数得点をルヴァン杯初勝利につなげることはできなかった。移籍後初ゴールが遠い大前は「僕らも3点を取ったけど、流れの中からは点が取れていない。相手の陣地でのクオリティーを上げないと得点にはつながらない」と自身にも厳しい言葉を向けた。

 6日のJ1第10節札幌戦(0-1)に続き、この日も前半25分、後半16分にセットプレーから2失点。CBのDF山越康平は「修正しないといけない。3点も取って負けるのは守備陣のせい。責任を感じる」と声を落とした。さいたまダービーで劇的な1勝を挙げたものの、公式戦3連敗と再び苦しい状況が続いている。守備の立て直しを誓い、「切り替えて、次に向けて準備していきたい」と14日の仙台戦を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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