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U-20日本代表候補選出の大学生、MF鳥海やFW小松らルーキーイヤーここまでの実績は?

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桐蔭横浜大でスタメン奪取を狙う鳥海

 U-20日本代表候補メンバーが発表され、9日からトレーニングキャンプが行われている。同代表候補には大学勢からは5名が選出。MF金子大毅(神奈川大1年=市立船橋高)、MF住永翔(明治大1年=青森山田高)、MF田中康介(立命館大1年=京都U-18)、FW小松蓮(産業能率大1年=松本U-18)、そして追加招集という形でMF鳥海芳樹(桐蔭横浜大1年=桐光学園高)も呼ばれた。大学でのルーキーイヤーが始まり、1か月弱。彼らはここまでどのような結果を残しているのか。

 金子、住永、鳥海は高校選抜の一員としてドイツ遠征に参加していたため、チームへの合流はリーグ開幕戦後と遅れた。それでも鳥海は桐蔭横浜大の一員として、第2節・専修大戦の後半23分から出場し、大学デビュー。第3節・筑波大戦では早くも先発に抜擢されてフル出場し、第4節・日体大戦は後半開始からの途中出場。「スタメンで試合に出て、結果を残したい」という意気込み通り、順調に経験を重ねている。

 関東2部所属・神奈川大でプレーする金子は、デビュー戦となった第2節・立正大戦から第3節・東京学芸大戦、第4節・中央大戦と3試合連続で先発の座を守り、中央大戦では初のフル出場もした。青森山田高から明治大へ進学した住永は、現時点では選手登録もされていない。昨季関東王者・明治大では、まずはメンバー入りするために高い壁を越える必要がある。

 関西学生リーグ1部勢は1名。立命館大のMF田中康介(立命館大1年=京都U-18)が入った。出番こそなかったものの、開幕戦でベンチ入り。第2節・びわこ成蹊スポーツ大戦で後半24分から途中出場で大学デビュー。第3節・関西大戦はベンチ外、第4節・姫路獨協大戦では後半45分からの出場に留まったが、第5節・大阪経済大戦の後半37分から出場すると、CKの流れから3-0とする自身大学リーグ初ゴールも記録した。期待の新星だ。

 県リーグから選出されたのは神奈川県1部所属・産業能率大のFW小松蓮(産業能率大1年=松本U-18)。松本山雅FC U-18所属の昨季はトップチームで2種登録されている183cmのFWだ。リーグ開幕に先立ち行われた総理大臣杯神奈川県予選。1回戦ではメンバー入りならずも、準決勝・横浜市立大戦(6-1)の後半31分から途中出場し、同38分にはゴールも記録。決勝・関東学院大戦(2-3)でも後半23分から投入された。

 そして迎えた春季リーグ第1節で後半16分から出場でリーグデビューすると、後半37分には大学リーグ初ゴールも記録。第2節でも後半15分から出場するなど、順調なスタートを切っている。

 既にJクラブ入りしている選手もいるなか、大学勢はU-20日本代表候補という場でどれだけアピールを果たすことができるか。期待は高まる。

(取材・文 片岡涼)

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