beacon

“夢を与えてもらった”先輩・闘莉王からの言葉…U-20代表FW岩崎悠人「頑張ろうという気持ちになった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-20日本代表FW岩崎悠人

 10日後に迫ったU-20W杯初戦。U-20日本代表のFW岩崎悠人は京都のチームメイトであるDF田中マルクス闘莉王から背中を押され、世界へと挑む。

 今季加入した京都で開幕戦デビューを飾ったルーキーは、J2第7節横浜FC戦でスタメンの座を勝ち取ると、その後は先発に定着。そして第10節大分戦では後方から送られたボールに反応すると、「狙いどおりじゃなかったけど、無意識に体が動いた」とダイレクトボレーで合わせてネットを揺らし、自身プロ初ゴールを記録した。

 スタメン定着、そして初ゴールを挙げてU-20代表に合流。「大会に行く前にレギュラーをつかみたいと思っていたので、それが実現できて良かった」と充実した表情を浮かべた。

 京都ではDFが本職ながらもFW起用されている闘莉王が得点を量産している。8試合7得点と破格の数字を残しており、これには岩崎も「(闘莉王は)ストライカーではないのに、ストライカーの仕事をしているので、悔しい気持ちの方が大きい」と唇を噛む一方で、「でも、あれだけ点を取っていて本当に尊敬しています」と続けた。

 岩崎は10年南アフリカW杯を見て「W杯に出たい」との思いを強めた。そのW杯でプレーしていた闘莉王からの言葉には重みがあり、今回チームを離れる際にも言葉を掛けられたという。「『日本らしく全員攻撃、全員守備でやってこい』と。南アフリカW杯を見て夢を与えてもらったので、そういう方から言葉をもらえて、うれしいし、また頑張ろうという気持ちになった」。今度は自分よりも若い世代に夢を与えるため、韓国の地で大暴れしてくる。

(取材・文 折戸岳彦)
●U-20W杯韓国2017特集ページ

TOP