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古巣ビッグスワンに乗り込む最恐の刺客…新潟、浦和ともに再起を図る一戦

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古巣新潟との初対戦を迎える浦和FWラファエル・シルバ

「DAZN×ゲキサカ」J1第11節 注目試合ピックアップ
5月14日(日)
新潟 vs 浦和 [デンカS]

 J1第11節が14日に開催される。デンカビッグスワンスタジアムでは17位のアルビレックス新潟と2位の浦和レッズが対戦。新潟はリーグ戦4試合ぶり、浦和は3試合ぶりの勝利を目指す一戦となる。

 新潟は11日、休養していた三浦文丈前監督の辞任と呂比須ワグナー氏の新指揮官就任の内定を発表。呂比須氏が正式に新監督の座に就くまでは、片渕浩一郎コーチが引き続き暫定的にチームを率いる。

 その片渕コーチが指揮を執った10日のルヴァン杯グループリーグ第5節・C大阪戦(0-1)は、アンラッキーな形からの失点で敗れた。公式戦5連敗となったが、過去4試合とは違って守備が大崩れすることなく、片渕コーチもJリーグ公式サイト上で「非常に良いパフォーマンスを発揮してくれた。非常に気持ちがこもっていて、かつ冷静に状況を見て90分を戦ってくれた」と満足感を示している。

 攻撃力のある浦和に対しては、個々の選手が球際で負けないことはもちろん、1人が抜かれても2人目、3人目が粘り強く寄せるグループとしての守備も重要だ。C大阪戦を経て取り戻しつつある強固な結束力を発揮し、連敗脱出を目指したい。

 一方、敵地に乗り込む浦和も苦しい戦いが続いている。4月30日の第9節・大宮戦(0-1)でリーグ戦の連勝が4で止まると、第10節・鹿島戦(0-1)も落として首位から陥落。今月10日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第6節・FCソウル戦(0-1)では敗れながらも首位通過を決めたが、公式戦3連敗となった。

 積み重なる黒星と同時に気がかりなのは攻撃面。さいたまダービーで敗れるまでの第8節終了時点でリーグ最多の24得点(1試合平均3.0)を記録し、ACLでもグループリーグ第5節終了時点で大会最多の18得点(1試合平均3.6)を挙げていたが、公式戦の直近3試合はいずれも無得点に終わっている。

 新潟とは2006年のJ1第13節で負けたのを最後に、リーグ戦21試合無敗(16勝5敗)。アウェーに限ると直近4試合は全て複数得点を挙げて勝利している。浦和にとっては得意の相手を再び叩き、得点力を呼び覚ますキッカケとしたい一戦だ。

 逆襲へのキーマンとして期待されるのはFWラファエル・シルバ。新潟から今季加入した助っ人FWは開幕からゴールを量産し、ここまで得点ランク2位の6ゴール(1位は興梠の7ゴール)をマークしていたが、リーグ戦の直近2試合では不発となっている。昨季まで3シーズンを過ごした勝手知ったるビッグスワンで、自身とチームの沈黙を打ち破れるか。


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