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電撃解任のインテル指揮官は去り際も孤独…見送り参加は長友佑都ら数名のみ

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ステファノ・ピオリ監督の見送り現れた長友佑都

 9日に解任されたインテルの指揮官、ステファノ・ピオリ監督の見送りに現れた選手はわずか3名だったと、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

 インテルでは昨年8月にロベルト・マンチーニ監督が退任し、シーズン開幕からオランダ人監督、フランク・デ・ブール監督が就任したものの、成績不振によりわずか2か月で解任されていた。ピオリが着任した昨年11月以降、一時的に成績は上向き、UEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得も視野に入れていた。しかし3月12日のアタランタ戦(7-1)に大勝を収めて以来勝利から見放され、順位表でも7位と後退していた。

 それでも当初は退任が今シーズン終了後になるものと予想されていたが7日、下位ジェノアに敗れたことで、インテルのオーナーである張近東氏は指揮官の電撃解任へと踏み切った。

 この決断はインテル首脳陣のうちイタリア人幹部には知らされていなかったため、ピオリ本人にも事前の告知が行われず、まさに電撃解任となった。

 ピオリは10日、クラブの備品の返却とロッカーの私物の整理のためにアッピアーノ・ジェンティーレを訪れ、これがピオリにとってインテルとの最後の別れになった。ところが指揮官の見送りに出向いたのは、日本代表のDF長友佑都、GKサミール・ハンダノビッチ、DFマルコ・アンドレオッリの3選手のみだった。

 なおピオリは子供の頃からのインテリスタであり、今回のインテルの態度には非常に失望していたと伝えられている。一方、来シーズンからはフィオレンティーナの指揮官就任の可能性が噂されている。

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