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3バック採用のミラン、辛くもドロー…EL残り出場枠はミラン?ビオラ?インテル?

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前半に先制を許したミランだが、終了間際の得点で辛くもドローに持ち込んだ

[5.13 セリエA第36節 アタランタ1-1ミラン]

 セリエAは13日、第36節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でアタランタと対戦し、1-1で引き分けた。ミランは5戦勝ちなし。本田は3戦連続出番なしに終わった。

 ここのところ勝ちのないミランは、ラスト3節となったこの時期に3バックシステムを採用する3-5-2に変更。左膝靱帯損傷からの復帰試合となるMFMFリカルド・モントリーボをアンカーに据えて、一つ上の順位のアタランタとのヨーロッパリーグ(EL)出場権をかけた直接対決に臨んだ。

 ただやはりそう簡単にはいかない。前半からアタランタにボールを持たれてゲームを進められると、多くのチャンスを作られてしまう。何とか耐えてスコアレスで折り返そうとしたが、後半44分、左サイドをスルーパスで抜けたMFレオナルド・スピナッツォーラにクロスを上げられると、GKジャンルイジ・ドンナルンマがファンブル。これをDFアンドレア・コンティに押し込まれ、先制を許した。

 後半に入ってもアタランタペースは変わらない。ミランは守護神ドンナルンマの好セーブで追加点を防ぐのがやっとの展開を続ける。ただようやく終盤、チャンスを作り始めると、後半43分、FWジェラール・デウロフェウがゴールネットを揺らし、何とかドローに持ち込んだ。

 この結果、勝ち点を66に伸ばしたアタランタの6位以上が決定した。セリエAは本来、4位と5位、そしてコッパ・イタリアの勝者にEL出場権が与えられるが、17日のコッパ・イタリア決勝は1位ユベントスと4位ラツィオのため、リーグ6位にEL出場権(予選3回戦)が与えられる。このためアタランタのEL出場は確定した。

 EL出場枠は残り1となった。しかしこの残り1枠の争いは最後までもつれることになる。同日行われた試合でフィオレンティーナがラツィオに3-2で競り勝ったことから勝ち点は59。ミランが勝ち点を60に伸ばしたことで並ばれることはなかったが、出場権争いは混とん。14日には勝ち点56のインテルも試合(vsサッスオーロ)を控えており、実質三つ巴で残り2節を迎えることになりそうだ。


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