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守護神ソンリョンがアシスト!川崎Fが磐田との注目対決を制し、今季初の2連勝を飾る

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先制点を決めた阿部浩之

[5.14 J1第11節 磐田0-2川崎F ヤマハ]

 J1リーグは14日、各地で第11節が行われた。ヤマハスタジアムではジュビロ磐田川崎フロンターレが対戦し、2-0で川崎Fが勝利。今季初の2連勝とした。

 5日の時点でチケット完売となっていた注目の一戦。積極的な入りを見せたのはホームチームだった。磐田は前半4分、PA右のライン際でスローインを受けたFW川又堅碁がDFエドゥアルドを背負いながら強引に反転して左足シュート。これはGKチョン・ソンリョンに防がれ、6分には右クロスのこぼれ球からDF櫻内渚が左足ボレーもクロスバーを叩いた。

 バタバタの立ち上がりとなった川崎Fだが、徐々に落ち着きを取り戻すと、前半35分に決定機。MF中村憲剛の右CKからGKがクリアしたボールをFW小林悠が左足シュート。川又に当たってコースが変わったが、ラインギリギリでDF小川大貴にクリアされる。44分には、川崎Fらしいパスワークと連動した動きからMFエドゥアルド・ネットがゴール前に抜け出すも、GKカミンスキーに対応され、前半はスコアレスに終わった。

 後半は川崎Fが立ち上がりから攻め込むと、5分にPA手前でこぼれたボールをMF大島僚太がつなぎ、PA右から小林悠が左足を振り抜くが、GKカミンスキーがファインセーブ。それでも直後の6分、小林が憲剛とのワンツーからスルーパスをFW阿部浩之に通し、阿部がGKとの1対1を冷静に制して、川崎Fが先制のゴールネットを揺らした。

 ホームで先制点を許した磐田は後半14分、PA右脇でFKを獲得すると、キッカーはもちろんMF中村俊輔。左足から放たれたシュートは、枠を捉えていたが、GKチョン・ソンリョンに弾き出されてしまう。得点が欲しい磐田は26分、MFアダイウトンとMF太田吉彰を同時にピッチに送り出した。

 1点リードの川崎Fは後半28分、小林悠のヒールパスを受けたMF長谷川竜也がドリブルでPA内に侵入し、相手をかわして左足を振り抜く。シュートは威力はなかったものの枠内に飛んだが、懸命に戻った太田のスライディングに阻まれてしまう。磐田はこのシーンで太田が膝あたりを痛め、32分にDF中村太亮との交代を余儀なくされた。

 後半32分、川崎Fは憲剛と小林悠を下げて、DF奈良竜樹とFW森本貴幸を投入する。しかし終盤に向けて磐田が反撃に出る。41分、俊輔の右CKからアダイウトンがヘディングシュートも相手DFのブロックに遭う。44分にも俊輔のFKからまたもアダイウトンがヘディングシュートを放つが、枠を外れてしまった。

 磐田の猛攻を耐え凌いだ川崎Fは後半アディショナルタイム1分、GKチョン・ソンリョンのゴールキックが敵陣のPA手前まで飛んでいき、長谷川がヘディングシュート。飛び出したGKカミンスキーの頭上を突き、ダメ押し。試合は2-0で川崎Fが完封勝利をおさめた。


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