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プロ初ゴールの山越康平、痛恨のPK献上も汚名返上弾にホッ…「喜びはなかった」

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DF山越康平がプロ初ゴールを決めた

[5.12 J1第11節 大宮2-1仙台 NACK]

 汚名返上の一撃だった。大宮アルディージャDF山越康平は0-1で迎えた後半15分にプロ初ゴール。FW大前元紀の右CKをニアサイドのMFマテウスがフリックし、渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。記念すべき初弾だったが、「喜びはなかった。とにかく取り返せてホッとした」と胸をなでおろした。

 前半21分に仙台FWクリスランを倒してしまい、痛恨のPK献上。クリスランが自らキッカーを務めると、ゴール右隅を狙ったキックはGK塩田仁史が横っ飛びで見事にストップしたものの、こぼれ球を押し込まれ、先制を許してしまう。

 10日のルヴァン杯FC東京戦(3-4)では屈辱の4失点。今季初の複数得点も勝ち点を奪えず、守備の立て直しは急務だった。この試合ではCBのキャプテンDF菊地光将が6試合ぶりに復帰。失点後は「2失点目をしなれば大丈夫」と声をかけられ、「2失点しないことに切り替えてプレーできた」。後半44分には大前が逆転ゴール。集中力を切らさずに仙台の攻撃を跳ね返し、後半は無失点に抑えた。

 2016年に明治大から加入。プロ2年目の今季はここまでリーグ戦7試合、ルヴァン杯3試合でフル出場を果たし、存在感を高めている。セットプレーからの得点力は「自分の武器」と胸を張り、「今日はセカンドからだったけど、直接決めれるようになっていきたい」と新たな目標を掲げた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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