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ユベントス、ローマに3失点敗戦で6連覇決定お預け

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ローマが3発快勝。ユベントスの優勝決定を阻止した

[5.14 セリエA第36節 ローマ3-1ユベントス]

 セリエAは14日、第36節を行った。ユベントスは敵地でローマと対戦し、1-3で敗戦。引き分け以上で6連覇が決まるはずだったユベントスだが、決定はお預けとなった。

 前人未到のセリエA6連覇まであと一歩に迫ったユベントス。17日にはコッパ・イタリアの決勝、そして6月3日には欧州CL決勝と、3大タイトルの獲得が現実味を帯びてきている。まずはセリエAで2位ローマとの天王山を制して、6連覇のシナリオを完結しておきたいところだった。

 先制したのはユベントスだった。前半21分、MFクワドゥオ・アサモアの浮き球パスをFWゴンサロ・イグアインが落とすと、MFマリオ・レミナが合わせて、幸先よく試合を動かした。

 しかし2位を死守したいローマのモチベーションも高い。4分後の前半25分、セットプレーから混戦を作ると、MFダニエレ・デ・ロッシが押し込んで試合を振り出しに戻す。デ・ロッシは3試合連続ゴールになった。

 同点で折り返した後半、ローマが試合をひっくり返すことになる。後半11分、エリア左でボールを持ったFWステファン・エル・シャーラウィがグラウンダーのシュートを蹴ると、ボールはゴール右隅に吸い込まれる。GKジャンルイジ・ブッフォンも見送るしかなかった。

 さらに後半20分にはエリア右でボールを受けたMFラジャ・ナインゴランがブッフォンのニアを抜く豪快なシュートを蹴り込み、勝利を決定づける。後半アディショナルタイムにFWフランチェスコ・トッティを出場させるなど魅せたローマが、ユベントスを相手に逆転勝利を飾った。

 今季ワーストタイの3失点を喫したユベントスの優勝決定はお預けとなった。残り2節でユベントスとローマの勝ち点差は4。次節は20日にローマが敵地でキエーボと、21日にユベントスがホームでクロトーネと対戦する。


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