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酒井宏樹の来季の立ち位置は?マルセイユSDの大改革で厳しい競争の可能性

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マルセイユで確かな存在感を見せるDF酒井宏樹

 マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹は、今季目覚ましい活躍を見せながら、来季の居場所は確約されていないようだ。フランス『le10sport』が報じた。

 今季からフランスに主戦場を移した酒井は、累積警告による欠場を除けば、ほとんどの試合に出場し、リーグ戦34試合でプレーしている。ヨーロッパリーグ出場圏内の5位に踏みとどまるマルセイユの中心には酒井がいるといっても過言ではないだろう。

 実際、同サイドでプレーし、今季の活躍が認められ、フランス代表にまで招集されたフロリアン・トバンは以下のように褒めちぎっている。

「彼のおかげで、良いシーズンが過ごせているんだ。彼は何でもしてくれる。ピッチを縦横無尽に走りまわる。彼は僕のために戦ってくれる戦士だ。脱帽だよ。彼とプレーするのは大好きだ。マルセイユに来るまでは彼のことを知らなかったけどびっくりしたよ。素晴らしい選手だ。守備も、攻撃も、何でもこなす。自己犠牲をいとわないんだ」

 もちろん、感嘆の声を上げているのはチームメイトだけでなく、フランスメディアやリュディ・ガルシア監督も度々働きぶりを称賛している。しかし、リーグ1で1、2を争う新星となっているにもかかわらず、マルセイユの次の移籍市場の犠牲者になるかもしれない。

■強大な競争相手が加入?

 具体的な名前こそ明らかになっていないものの、実績のある右サイドバックが加入する可能性があることが、『Goal』の取材によって伝えられている。マルセイユのアンドニ・スビサレッタSD(スポーツディレクター)は、決して酒井のパフォーマンスに不満を抱えているわけではないが、欧州で成果を収めるため、そして名門としての地位を取り戻すため、大型補強を示唆した。すでにレアル・マドリーのFWアルバロ・モラタが市場に出れば、獲得に動く考えも口にしている。

 いずれにしろ、来季のマルセイユは様変わりする可能性すらある。酒井がその中で埋もれ、あっという間に今季の活躍ぶりが忘れられてしまうのか、それともスター揃いの中で堂々とプレーすることになるのかは、彼のパフォーマンス次第となるだろう。


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