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小川航基&坂井大将&板倉滉がゴール!! U-20日本代表、ホンジュラスに逆転勝利

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先制点をヘディングで叩き込むU-20日本代表FW小川航基(磐田)

[5.15 国際親善試合 U-20日本代表3-2U-20ホンジュラス代表 エコパ]

 U-20W杯に出場するU-20日本代表は15日、エコパスタジアムで同じくU-20W杯に出場するU-20ホンジュラス代表と親善試合を行った。前半を1-2とビハインドを背負った状況で折り返した日本だが、後半に2点を奪って3-2の逆転勝利を収めた。

 4-4-2のシステムを採用したU-20代表はGKは小島亨介(早稲田大)、最終ラインは右からDF初瀬亮(G大阪)、DF冨安健洋(福岡)、DF中山雄太(柏)、DF舩木翔(C大阪)、ボランチにMF坂井大将(大分)とMF原輝綺(新潟)を並べ、右サイドハーフにMF堂安律(G大阪)、左サイドハーフにMF三好康児(川崎F)、2トップにFW小川航基(磐田)とFW岩崎悠人(京都)を配置した。

 試合開始早々の前半1分にシュートチャンスを迎えた日本は、堂安のグラウンダーのクロスから坂井が狙うが相手DFにブロックされてしまう。さらに同9分には三好、堂安、初瀬とつないだボールから最後は三好がフィニッシュに持ち込んだものの、またもや相手選手にブロックされてしまった。

 しかし前半15分、坂井が蹴り出したCKに対してニアサイドに走り込んだ小川がヘディングで叩き込み、日本が先制に成功。だが同18分、日本のCKをはね返されてカウンターを浴びると、FWダリクソン・ブエルトに初瀬がかわされてPA付近までボールを運ばれ、ラストパスをMFホルヘ・アルバレスに決められて試合を振り出しに戻されてしまった。

 同点に追い付かれた日本は前半28分、右サイドの堂安が送ったクロスの流れから岩崎がヘッドで落としたボールに反応した三好が好機を迎えたが、左足で放ったシュートは枠上に外れてしまう。すると同32分、FWドグラス・マルティネスのスルーパスから中山の背後に抜け出したブエルトにネットを揺らされ、ホンジュラスに逆転を許してしまう。同45分には中山のスルーパスから抜け出した三好の折り返しに小川が飛び込むが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 1-2とホンジュラスにリードを許したまま後半を迎えると、日本は小島に代えてGK波多野豪(FC東京)、原に代えてMF市丸瑞希(G大阪)を投入。すると同1分、左サイドから三好が送ったグラウンダーのクロスがPA内の相手のハンドを誘ってPKを獲得すると、キッカーを務めた坂井が冷静に沈めて日本が同点に追い付いた。同4分には右サイドから切れ込んだ堂安のパスから三好が好機を迎えるも、シュートはゴール右に外れてしまう。

 後半16分には選手を5人入れ替え、FW久保建英(FC東京U-18)、MF遠藤渓太(横浜FM)、DF板倉滉(川崎F)、DF藤谷壮(神戸)、DF杉岡大暉(湘南)をピッチへと送り込む。すると同18分、遠藤のCKを板倉がヘディングシュートで決めて日本が勝ち越しに成功する。さらに同20分には小川のスルーパスから抜け出した遠藤が左足で狙うも、相手GKに阻まれてしまった。

 追加点を狙う日本は後半23分に右サイドから切れ込んだ堂安が寄せてくる相手を次々とかわしてシュートまで持ち込むも相手選手にブロックされ、同27分には同じく右サイドから切れ込んだ久保が相手2人を軽やかにかわして遠藤にスルーパスを供給したが相手選手にクリアされてしまった。同29分にはFW田川亨介(鳥栖)とMF高木彰人(G大阪)、同42分にはGK山口瑠伊(FCロリアン/フランス)がピッチに送り込まれた。その後、スコアは動かず、逃げ切った日本が3-2の勝利を収めた。

 なお、90分の親善試合後に30分の練習試合が行われ、15分に高木が得点を奪い、日本が1-0で勝利している。

(取材・文 折戸岳彦)
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