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鹿島で日本生活体験したレオナルド、外国資本のクラブの発展には「異文化交流が重要」

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異文化交流の大切さを説いたレオナルド氏

 元ブラジル代表で、ミラン鹿島アントラーズでプレーした経験を持つレオナルド氏が15日、イタリアのサッカー専門ラジオ放送『TMW Radio』のインタビューに応じ、異文化交流の大切さを説いた。

 レオナルド氏はサンパウロに所属していた1993年に元日本代表監督のジーコから誘いを受け、翌年に鹿島へ入団することを決断した。当時日本でプレーしていた選手は、カレカ、ギャリー・リネカー、ピエール・リトバルスキーなどすでにピークを過ぎた選手が多く、まだ25歳だったレオナルド氏は珍しい存在だった。レオナルド氏は鹿島への移籍がきっかけで、「知らない国や異文化に対して、学ぼうという姿勢が生まれた」と振り返っている。

 レオナルド氏はその経験をベースに、近年、サッカー界において勢いを増す中国資本の参入について触れ、異文化交流の重要さを述べている。

「ミランやインテルなど中国資本による外国の強豪クラブの買収が続いている。僕は日本で暮らしたことがあるし、パリSGのように外国資本のクラブで働いたことがある。だから異文化交流や情報交換はプロジェクトを成長させる上で非常に重要となる」

 監督やスポーツディレクターとしての経験もあるレオナルド氏だが、自身の将来については言葉を濁している。

「自分が求める注文が少々多くなってきている。サッカー選手としての自分のキャリアに満足しているし、引退後の仕事は個人的なコネクションを通じてオファーを受けたものだ。現在はオファー待ちの状態だが、急いでいない。コンサルタントみたいな仕事をしているけど、建築家みたいな感じで結構気に入っているよ」

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