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U-20日本代表、決戦の地・韓国に到着…FW久保建英「全力でできる準備をしていく」

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ランニングで汗を流すU-20日本代表FW久保建英(FC東京U-18=左)

 U-20W杯に出場するU-20日本代表は17日、日本から韓国へ移動。韓国到着後、ソウル日本人学校で交流会に参加し、その後は初戦の南アフリカ戦が行われる水原市(水原W杯スタジアム)近郊でトレーニングを行った。練習にはU-20W杯メンバー全21選手が参加し、ランニングやストレッチなどを行い、最後にボール回しをして約1時間のトレーニングで汗を流した。

 6日間の静岡合宿を終え、「皆優しく接してくれる。自分から行かなくても逆に自分のピッチ内外の良さを引き出してくれる選手ばかりなので感謝しています」とチームメイトとのコミュニケーションを深めているFW久保建英(FC東京U-18)は、「日にちが近付くにつれて徐々に気持ちに変化がある」と、4日後の21日に行われるグループリーグ初戦南アフリカ戦に向けて気持ちを高めている。

 U-20W杯メンバーに選出された久保だが、一次予選と最終予選での出場はなく、この世代の代表に初招集されたのは最終予選後のアルゼンチン遠征だった。だからこそ、予選を戦って世界への切符の獲得に貢献しながらも、今回選出されなかったメンバーへの思いがある。

「この年のW杯は一度きりで、本当に今までずっと予選を戦ってきて、今回呼ばれていない人もいます。そういうのを考えたとき、(試合での)悪いパフォーマンスは許されない」

 静かに闘志を燃やす15歳は、「まずは(グループリーグの)3試合、1試合1試合を全力でできるような準備を、今日から改めてしていきたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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