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長崎が5失点の“悪夢”を払拭!ラストプレーで中村が逆転V弾、好調・大分との“バトルオブ九州”を制す

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[5.17 J2第14節 長崎2-1大分 トラスタ]

 J2リーグは17日、第14節を各地で行った。トランスコスモススタジアム長崎で開催された“バトルオブ九州”は、V・ファーレン長崎大分トリニータに2-1で勝利した。

 昨季J3王者の大分は、昇格した勢いそのままにJ2でも快進撃を見せ、現在5位につけている。さらに8ゴールで得点ランキング首位タイのFW後藤優介がタイミングの良い動き出しでボールを呼び込み、前半15分には自陣からのフィードに反応し、ゴールに迫るシーンを作った。しかし、前半はホームの長崎に押し込まれる時間が続き、なかなかチャンスを作ることができなかった。

 前節・千葉戦でクラブワーストの5失点を喫した長崎は、“悪夢”を払拭すべく、立ち上がりがFWファンマを中心に厚みのある攻撃を展開した。前半39分、ファンマがセンターサークル内でDF福森直也からボールを奪うと、こぼれ球をMF澤田崇が拾って一気に攻め上がる。ファンマも並走したが澤田はシュートを選択し、低い弾道の右足シュートを放ったが、わずかにゴール左。アディショナルタイム2分にも、センターサークル内で浮き球パスを受けたファンマがボールを運び、PA手前から右足を振り抜いたが右ポストを叩いてしまう。

 前半は劣勢だった大分は後半4分、DF北谷史孝にPA左に侵入されたが、体を張ってシュートを防ぐと、10分に決定機。左サイドからMF山岸智が仕掛けてPA左に侵入し、グラウンダーのクロスを入れる。これに反応した後藤が左足で合わせるが、ゴール上に外してしまう。それでも敵陣でパスを回す回数を増やしていき、長崎を押し込み始める。

 均衡した状況が続く中、長崎は後半22分にMF宮本航汰、大分は24分にMF國分伸太郎と互いに中盤にフレッシュな選手を送り込む。すると、試合は32分に動いた。MF岸田翔平が右サイドでFKを獲得すると、後藤が鋭いクロスを入れ、DF竹内彬がヘディングシュート。竹内は移籍後初ゴールで大分が先制に成功した。

 しかしリードは長く続かなかった。長崎は後半35分、PA内でファンマがFW川西翔太に足を引っかけられて転倒。これでPKを獲得すると、ファンマ自らゴール左隅に沈め、長崎が1-1と試合を振り出しに戻す。39分には、大分の後藤のFKがゴール左上の際どいところに飛んだが、GK増田卓也の横っ飛びセーブでピンチを逃れた。

 同じようなタイミングで長崎がMF前田悠佑、大分がFW林容平を投入し、勝負に出た。大分はアディショナルタイム2分、林が裏に出したボールに後藤が反応するも、判断良く飛び出したGK増田のブロックに防がれた。

 試合はそのまま終了かと思われたが、後半アディショナルタイム4分に長崎がPKを獲得。再びファンマがキッカーを務め、今度はGK上福元直人に止められたが、こぼれ球にいち早く反応したMF中村慶太が押し込み、直後にタイムアップ。長崎がラストプレーで2-1と逆転し、前節の大敗を払拭した。一方で大分は連勝が2でストップした。


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