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山形が“難攻不落”NDスタで松本撃破! 再起懸けるFW阪野が先制弾、GK児玉の神セーブで逃げ切る

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[5.17 J2第14節 山形1-0松本 NDスタ]

 16位モンテディオ山形が本拠地で10位松本山雅FCに1-0で勝利した。これで今季のホームゲームは7戦無敗(3勝4分)。6試合ぶりの白星で暫定13位に浮上した。

 山形は前節の金沢戦(1-1)から先発2人を変更。出場停止明けのMF本田拓也が2試合ぶり、FW阪野豊史が3試合ぶりにスタメン復帰し、それぞれ3-4-2-1のボランチと1トップに入った。

 一方、松本は前節の町田戦(1-1)から先発4人を変更。主力のDF田中隼磨、MF岩間雄大、MF工藤浩平、FW高崎寛之がスタメンを外れ、MFセルジーニョが3試合ぶり、MFパウリーニョが2試合ぶり、MF志知孝明が12試合ぶり、FW三島康平が今季初の先発出場となった。また、桃山学院大から今季加入のFW岡佳樹は初スタメンを果たした前節に続く2試合連続での先発起用。フォーメーションは山形と同じ3-4-2-1で、岡は前節のシャドーから最前線にポジションを変えた。

 松本は古巣対戦となるMF宮阪政樹のプレースキックやカウンターからゴールに迫るが、先制したのはホームの山形。前半24分、敵陣浅い位置のDF茂木力也が右サイドにパスを出し、MF荒堀謙次が上体のみのフェイントでトラップと同時にマークを剥がすと、PA右外から真横にグラウンダーのクロスを送る。PA内中央で戻りながら受けた阪野は、右に持ち出しながら2人の相手DFをいなし、右足でシュート。低い弾道のボールがゴール左に吸い込まれ、1-0とした。

 エースとして期待されて今季完全移籍した阪野は前節まで2得点にとどまり、直近2試合はベンチスタート。しかし、復活を印象づける見事な一撃で、7試合ぶりとなる今季3ゴール目を記録した。

 先に失点を喫した松本も前半43分に三島の落としからPA手前右のパウリーニョが左足で強烈なシュートを放つが、わずかにゴール左へ。同点のチャンスを逃し、前半は1点のビハインドで折り返した。

 後半に入り、両チームとも1人ずつ選手交代。山形は先制点をアシストした荒堀に代えてDF瀬川和樹、松本は岡に代えて工藤をそれぞれ投入した。

 1点を追いかける松本は後半7分に敵陣やや右でFKを獲得。遠めの位置から宮阪が右足でストレート性のシュートを打つが、ゴール左外にそれた。直後の同8分にはPA後方右から三島が右足でクロスを上げると、ファーでフリーとなっていたセルジーニョがジャンプしながらヘディングシュート。だが、ゴール左を狙ったボールはGK児玉剛に抑えられた。

 松本は後半19分にセルジーニョとDFジエゴ、山形は同29分にMF汰木康也と市立船橋高出身の19歳FW永藤歩を交代。さらに松本は同34分に三島を下げてFW山本大貴を送り込み、早くも3枚の交代カードを使い切った。

 終盤を迎えて押し込まれる時間が増えた山形は、後半44分にMF山田拓巳に代えてDFイ・ジェスンを投入。Jリーグ初出場となる187cmの韓国人DFを中盤の底に据え、逃げ切りを図る。後半アディショナルタイム4分には松本のパワープレーからMF石原崇兆に決定的なシュートを浴びるが、GK児玉がビッグセーブを見せ、1-0のままタイムアップ。敗れた松本は2試合ぶりの黒星を喫し、アウェーでは4試合勝ちなし(2分2敗)となった。


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