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使い続けてくれた監督に申し訳ない…原輝綺、所属クラブで指揮官交代も「今は代表ですべてを出す」

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U-20日本代表MF原輝綺(新潟)

 高卒ルーキーながらも開幕スタメンを飾り、その後も先発の座を守り続けていた。J1リーグで経験を積む、アルビレックス新潟のU-20日本代表MF原輝綺だったが、代表活動期間中の11日に三浦文丈前監督の辞任、そして呂比須ワグナー氏の新監督就任の内定が新潟から発表された。

 自身を抜擢し、起用し続けてくれた三浦前監督への感謝を示す一方で、「使い続けてくれた監督と10試合という短い中でしか戦えなかった申し訳なさがあるし、もっと何かできたんじゃないかという思いがある」と心境を吐露。

 現在はU-20W杯を戦うU-20日本代表の一員として活動し、日本から韓国へと移動した。所属チームの体制が変わるタイミングでチームを離れており、レギュラーポジションを失う可能性もあるが、「そこは監督が代わらなくても、戻ったらポジションはまずないだろうと思っていたので、意識していない」と語る。チームを離れればポジションを失う。その覚悟はあった。

 目の前には「サッカー人生を賭けるくらいの気持ちを持っていれば、本当に何かが変わるかもしれない大会」と表現するU-20W杯の開幕が迫っており、「チームに戻ってからの難しさはあると思うけど、今は代表ですべてを出せるようにしたい」と代表に集中して世界に挑もうとしている。

 試合に出場するためには、ボランチでライバルとなるMF坂井大将(大分)、MF市丸瑞希(G大阪)らとの定位置争いを勝ち抜かなければならない。「ポジション争いは激しい。今は誰が出るか分からないし、自分も出られるとは思っていないけど、やりがいはある」と力を込めると、「まずは練習からしっかりアピールしたい」と定位置奪取を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
●U-20W杯韓国2017特集ページ

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