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U-20日本代表練習で異色の対戦…絶対に負けられない!? 白熱の指揮官vs主将!!

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U-20日本代表の内山篤監督と主将のMF坂井大将(大分)

 U-20W杯に出場するU-20日本代表は18日、韓国でのトレーニング2日目を水原市内で行った。この日もU-20W杯メンバー全21選手がピッチに集まり、3日後の21日に行われるグループリーグ初戦南アフリカ戦に向けて調整を進めた。

 ウォーミングアップやボール回しをして体を温めた選手たちは、1対1のトレーニングへと移行。3箇所に分かれての1対1では、FW小川航基(磐田)対DF中山雄太(柏)の“攻守の要対決”や、FW岩崎悠人(京都)対DF杉岡大暉(湘南)の“選手権の再戦”など見応え十分の対決が実現。最年少のFW久保建英(FC東京U-18)もMF原輝綺(新潟)やDF舩木翔(C大阪)を相手に自慢の足技を披露して、1対1を制する場面も見せた。

 中でも異色だったのがキャプテンのMF坂井大将(大分)と指揮官の内山篤監督の対戦だ。20歳と57歳、37歳差というハンデもあり、内山監督はコーチとともに坂井との対戦に臨んだが、キャプテンが監督を抜き去るなど、坂井が内山監督を圧倒していた。

 この1対1の練習はハードだったようで、小川も「めちゃくちゃ疲れた」と苦笑。だが、練習中には周囲の選手から声援が飛ぶなど、リラックスしたムードで進められたこともあり、「あまりチームが硬くなり過ぎても良くない。良い意味で笑顔もあって、良い雰囲気で今日は練習できた」と充実した表情を浮かべた。

 対人メニューは続き、フィールドプレーヤー18人が6グループに分かれて、ハーフコートでの3対3、その後3グループに分かれての6対6が行われ、最後はシュート練習で締めて約1時間半の練習を終えた。小川は「開幕が迫っているので、良い調整、いい準備をすることが初戦を勝ち抜くキーポイントになってくる。この準備期間で雰囲気を作って、コンビネーションを上げていきたい」と南アフリカ戦を見据えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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