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市船で“日本一”目指した2人が“世界一”を目指す…互いを認め合うU-20代表DF杉岡&MF原

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U-20日本代表DF杉岡大暉(湘南=左)とMF原輝綺(新潟)

 約4か月前、日本一を目指していた2人は、再び同じユニフォームを着て、今度は世界一を目指す戦いに挑もうとしている――。

 市立船橋高の軸として昨年度の高校選手権に出場したDF杉岡大暉とMF原輝綺。1回戦でU-20日本代表の同僚となるFW岩崎悠人(京都)を擁する京都橘高から1-0の勝利を収め、2回戦に駒を進めたものの、続く前橋育英高戦でPK戦の末に敗れて大会から姿を消すことになった。敗退が決まった直後、杉岡は「前育の方が気持ち的に一つ上だったと思う」と語り、原は「どんなに良い内容でも勝たないと次はない。いいサッカーをして、“いいチームだったね”で終わるのが悔しい」と悔しさを滲ませて高校サッカーの終わりを迎えた。

 その後、杉岡は湘南、原は新潟に加入してプロサッカー選手としての人生を歩み始める。すると2人は、いきなりJのピッチで躍動した。ともに開幕スタメンでJデビューを飾ると、杉岡はJ2第2節群馬戦、原はJ1第7節甲府戦でJ初ゴールを記録し、その後もスタメンの座を守り続ける。そして、ルーキーイヤーで目覚ましい活躍を披露する2人は、ともにU-20W杯に挑むU-20日本代表メンバーに選出された。

 最終予選となった昨年10月のAFC U-19選手権でメンバー外となっていた杉岡は、「最終予選は僕は呼ばれていなかったけど、今回、市船を卒業して2人選ばれるというのは、市船にとっても良いことだと思う。そういう意味では本当にうれしかったですね」と喜びを表した。

 メンバー発表後も「連絡は特に取らなかった」(杉岡)ようだが、お互いを高みに導いてくれる存在だと認め合っている。杉岡が「意識せざるを得ない存在。原が活躍したら、やっぱり刺激になるし、負けていられない気持ちになる。本当に自分を満足させない、刺激になる存在です」と話せば、原も「(Jリーグでの)あの活躍を見れば正直メンバーに入るだろうと思っていた。(メンバーに2人が選ばれて)嬉しさは当然ありますが、負けてられない気持ちもある。その2人の関係性は、これからも変わらない」と語った。

 同じユニフォームを着て日本一を目指した2人が、今度は世界一を目指す。「あまり実感がない」と笑った杉岡だが、「でも、日本一から世界一を目指す仲間になっているって、よく考えたら本当にすごいことですよね」と感慨深げな表情を浮かべた。互いを認め合う2人、そしてU-20日本代表の戦いは、2日後のグループリーグ初戦南アフリカ戦で幕が上がる。

(取材・文 折戸岳彦)
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