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歓喜のビッグスワン!新潟が札幌に完封勝利、273日ぶりのホーム白星で呂比須体制の初陣飾る

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決勝点を決めたホニ

[5.20 J1第12節 新潟1-0札幌 デンカS]

 J1リーグは20日、第12節を各地で行った。デンカビッグスワンスタジアムでは、アルビレックス新潟北海道コンサドーレ札幌が対戦し、1-0で新潟が勝利。連敗を4で止め、2016年8月20日に行われたJ1第2ステージ第9節・福岡戦以来のホーム白星を飾った。

 新潟は成績不振を受けて、三浦文丈前監督が辞任。呂比須ワグナー氏を新監督に招聘した。初陣となるこの試合では、システムを4-4-2から4-2-3-1に変更。最前線にFW鈴木武蔵を置き、トップ下にMFチアゴ・ガリャルド、右にMFホニ、左にMF山崎亮平と並べた。さらにDF原輝綺がU-20日本代表に招集されたため、左サイドバックに古巣対決のDF堀米悠斗が移籍後初先発した。

 今季2度目の連敗は避けたい札幌は前半5分、DF福森晃斗のFKからFW都倉賢がDFソン・ジュフンのマークを受けながらもヘディングシュートを放ったが、クロスバー上に外れてしまう。引いて守る新潟は7分、堀米のボール奪取からカウンター発動。ガリャルドのスルーパスで抜け出した山崎が左サイド深くから中央に折り返し、鈴木が右足で合わせるがわずかに枠を外れ、決定機を逃した。

 前半25分には新潟にアクシデント発生。山崎が右腿裏あたりを痛め、MF森俊介との交代を余儀なくされた。それでも28分に森のスルーパスに反応した鈴木がPA右から右足を振り抜く。しかしGKク・ソンユンの正面に飛んでしまい、カウンターを完結することができない。札幌も45分、相手のスライディングを受けたDFキム・ミンテが負傷。代わってMF菊地直哉がピッチに入った。

 集中した守備で札幌の攻撃を耐え凌ぐ新潟。後半13分、ホニのヒールパスからMFロメロ・フランクが右足ミドルシュートを放つが、わずかにゴール左。それでも21分にビッグスワンが大歓声に沸いた。札幌のCKからボールを奪った新潟がカウンターを仕掛け、DF富澤清太郎がボールを運んでスルーパス。スピードを生かして相手を振り切ったホニがPA左に侵入し、左足を振り抜くと、角度はなかったが、GKク・ソンユンの股下を抜けて先制のゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドの札幌は後半24分、新潟・呂比須監督と1998年フランスW杯を戦ったMF小野伸二を投入する。35分にはFWジュリーニョを入れ、都倉を中心に攻め込むが、新潟の堅い守備を崩すことができない。逆に41分には、カウンターから鈴木に決定的なシュートを許したが、GKク・ソンユンの好セーブで追加点を許さなかった。

 後半アディショナルタイムには、札幌が4度のCKから都倉、ジュリーニョが競り勝ったが、決めきれず、試合はこのままタイムアップ。新潟が1-0で逃げ切り、5試合ぶり今季2勝目を挙げた。また、J1での札幌戦を5戦全勝とした。


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