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広島が逆転で今季2勝目、350試合節目出場の水本が失点絡むも決勝点で倍返し

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J1通算350試合出場のDF水本裕貴が決勝点を奪うなど大暴れ

[5.20 J1第12節 甲府1-2広島 中銀スタ]

 サンフレッチェ広島が敵地でヴァンフォーレ甲府に2-1で逆転勝ちを飾った。広島のリーグ戦の勝利は4月7日のG大阪戦以来で、6戦ぶりとなる今季2勝目。一方の甲府は今季2度目の連敗で3戦未勝利となった。

 先制は甲府だった。前半19分、左サイドからの攻撃を仕掛けると、MF田中佑昌がクロスを入れる。FWウイルソンのヘッドがDFにクリアされてエリア外にこぼれるが、MF小椋祥平が弾丸ミドルで押し返す。DF水本裕貴に当たってコースが変わったこともあり、甲府の先制点になった。小椋のJ1でのゴールは横浜FM時代の2011年4月23日の鹿島戦以来、約6年ぶりとなった。

 ただここまで予期せぬ不振にあえぐ広島が、この日は勝負強さを見せる。前半41分に縦パスを反転して受けたFW皆川佑介のポストプレーからMFアンデルソン・ロペスのクロスをMF柴崎晃誠が押し込んで同点。後半5分には左CKを水本が頭で合わせて試合をひっくり返した。

 その後は一進一退の攻防を続けた。後半23分のアンデルソン・ロペスのシュートをGK岡大生が右手一本の好セーブで防げば、甲府は終了間際のプレー、FW堀米勇輝のクロスをFW河本明人が合わせたが、シュートはわずかに枠を外れていった。試合は2-1で広島が勝利。今節で降格圏を抜け出すことはないが、貴重な勝ち点3を積み上げた。

 決勝点を奪った水本はこの試合がJ1通算350試合の節目のゲームだった。「勝ち点3が取れて非常に嬉しい。1失点目は自分に当たって入ってしまったので、何とか取り返したいと思っていた」と会心のゴールを振り返ると、350試合についても「これだけ多くの試合に出るのは僕だけの力じゃない。たくさんの人に支えてもらったからだと思う」とコメント。ただチームが苦戦中とあって、「どれだけ勝ちに貢献できるかにこだわっている。残りのシーズンも苦しいですけどやっていきたい」と力強く締めくくった。


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