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神戸とFC東京は両者譲らずドロー決着…永井の鮮やかループも渡邉の2戦連続ゴールで追いつく

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神戸とFC東京の一戦は両者譲らずドロー

[5.20 J1第12節 神戸 1-1 FC東京 ノエスタ]

 J1リーグは20日、第12節を各地で行った。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸FC東京が対戦し、1-1で引き分けた。

 ホーム3連敗中の神戸は前半2分、FW渡邉千真のポストプレーからMF松下佳貴がPA左に浮き球パス。これに反応したFW中坂勇哉が胸トラップから左足を振り抜くが、GK林彰洋のセーブに遭う。直後の左CKからFW大森晃太郎のクロスをMFニウトンが頭で合わせたが、これもGK林に防がれた。

 立ち上がりこそ攻め込まれたFC東京だが、徐々に流れを引き寄せると、前半14分に先制に成功する。FW大久保嘉人のパスをFW前田遼一がダイレクトで裏に送り、MF永井謙佑が抜け出して右足を振り抜く。GKキム・スンギュの頭を越えるループシュートがゴールに吸い込まれ、1-0。5試合ぶり先発の永井が起用に応えた。

 反撃に出る神戸は前半19分、大森の左CKからニウトンがヘディングシュートをネットに突き刺したが、直前のファウルで得点は認められなかった。追加点を狙うFC東京は25分、右サイドでボールを収めた大久保が相手2人の間を抜けるパスを出し、オーバーラップしたDF室屋成がこれを受ける。室屋はドリブルでPA右深くまで侵入したが、リオデジャネイロ五輪を共に戦ったDF岩波拓也に寄せられ、倒れ込みながら放った右足シュートは右ポストを叩いた。

 後半も試合を優勢に進めたのはFC東京だった。5分、前田がペナルティーアーク内で相手に倒され、FKを獲得。DF太田宏介が横に動かしたボールをMF東慶悟が止めて、太田が左足を振り抜いたが、わずかに落ち切らずクロスバーを越えていった。

 リズムを変えたい神戸は後半11分に松下を下げてMFウエスクレイを入れると、この交代策が奏功する。19分、右サイドでボールを受けたウエスクレイが巧みなドリブルからカットインし、左足アウトで中央に折り返すと、ゴール前に走り込んだ渡邉が右足で押し込み、1-1。古巣対決のキャプテンの2試合連続ゴールで神戸が追いついた。

 その後、互いにフレッシュな選手を送り出し、勝ち越しゴールを狙いに行く。神戸は後半アディショナルタイムにFW田中順也が決定的なシュートを放ったが、GK林がビッグセーブ。試合は1-1のまま終了を迎え、勝ち点1を分け合った。


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