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“指揮官テリー”誕生を期待するコンテ「資質があるかと聞かれればイエスと即答するよ」

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チェルシーの選手としてスタンフォード・ブリッジに立つのが最後となるジョン・テリー

 チェルシーアントニオ・コンテ監督が、同クラブの選手として最後のリーグ戦となるDFジョン・テリーについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 21日、チェルシーはプレミアリーグ最終節でサンダーランドと対戦する。26日にはアーセナルとのFA杯決勝が控えているが、ウェンブリースタジアムで開催されるため、今季スタンフォード・ブリッジで試合が行われるのはこの日が最後となる。

 今季限りでチェルシーを退団するテリー。コンテ監督はユベントス就任当時を振り返り、「ユーベでの監督1年目はデル・ピエロが全く同じ状況だった。彼はあのシーズンでクラブを退団した。毎日、毎日通い続けていたクラブは心の中心となり、別れの日は言葉では表せない感情が込み上げるはずだ」とテリーの心境を察した。

 テリーは、14歳でアカデミーに加入して以降、22年間で716試合に出場し、4回のプレミアリーグ制覇など計14個の主要タイトルをチェルシーにもたらした。また、「パーソナリティが素晴らしい。様々な監督のもとでの経験もあるし、幾多の困難を乗り越えてきている」とコンテ監督は語り、“指揮官テリー”の誕生に期待をこめた。

「何人もの監督に指導を受けた経験は財産だよ。いつか自分が監督になるのなら、それらを吟味して自分なりのスタイルを確立していけばいい。もし引退となれば、その先のキャリアをゆっくりと考える時間が必要だ。最善の道を選択するのは簡単なことじゃないからね。テリーの意向は何も知らないが、彼に監督の資質があるかという質問には、イエスと即答するよ」


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