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シャビ・アロンソが語った引退直後の心境「今は何の寂しさもない。でも…」

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今季限りで現役を引退するシャビ・アロンソ

 今シーズンでの現役引退を表明しているバイエルンのMFシャビ・アロンソは、20日のブンデスリーガ最終節フライブルク戦後、引退を迎える心境を語っている。

 DFフィリップ・ラームとともにスパイクを脱ぐアロンソは、フライブルク戦に先発出場し、82分までプレー。チームも4-1でシーズンラストゲームに勝利し、両選手の引退に花を添えた。

 試合後、アロンソはミックスゾーンで「今は何の寂しさもない。でも数日後か数週間後か何カ月後かには寂しく感じると思う。なぜならフットボールは僕の人生の一部だ。何にも変えられない」と心境を語り、以下のように続けている。

「でも人生は続き、また新たなチャレンジが訪れるだろう。そうなれば新たな挑戦を始める良い機会だ。この美しい瞬間はこれからも末永く僕の心の中に残るはずだ。父と一緒にプレーしたことは良い思い出で、子供たちもこのことを覚えてくれるだろう。今まで楽しみながらプレーしてきた。彼らが僕のことを思い出してくれれば、それ以上の喜びはない」

「フットボーラーとしての人生に満足している。様々な感情が込み上げてきた。懐かしさもあり、悲しさもある。しかし同時にとても幸せな気分だ。もちろんキャリアを終えるとても大切な瞬間だから、試合中に引退のことを考える瞬間はあった。でも今はチームメイトとこの時を分かち合いたい」

 また、バイエルンに加入した当時のことを振り返り「ブンデスリーガとバイエルンは僕の想像以上だった。最初からサポーターの温かさを感じていた。彼らはいつも僕たちを支えてくれていた。ミュンヘンで多くの経験を得られ、多くの人が僕を最初からこのクラブの一員のように感じさせてくれた。それにリバプールやマドリーもそうだったが、バイエルンも誰にとっても象徴的なクラブだ。彼らはそれを僕に教えてくれた。彼らの存在があったからこそ、僕は努力を続けられた」とサポーターへの感謝を述べた。

 さらに元スペイン代表MFは、バイエルンについて「バイエルンの未来は明るく良いものになる。僕らが去っても、大きな問題はないだろう。経験を持った選手たちがチームにいて、まだまだ若い選手も揃っている。来シーズンもすべてのタイトルのために戦う姿を見られるだろう」とクラブの将来に心配はない様子。

 レアル・マドリー時代のチームメイトとの話題にも触れ、「もちろん彼らかのメッセージを何通か受け取った。彼らとは楽しんでプレーしてきた。彼らは大切な存在で、まだ連絡を取り合っている」とコメント。

 最後に今後について、アロンソは「多くのことを考える必要があり、今後はどのように物事が進んでいくのかわからない。だが、これが人生だ。何かが去れば、また何か別のものが来る。至って普通のことだ」と話している。


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