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ハンド気味の失点に闘莉王激高の京都、後半試合をひっくり返す!停止明けオリスが決勝弾

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京都はFWケヴィン・オリスの決勝点によって東京Vに逆転勝ちした

[5.21 J2第15節 東京V 1-2 京都 味スタ]

 京都サンガF.C.が敵地で東京ヴェルディに2-1で逆転勝ちした。京都の勝利は3試合ぶり。DF田中マルクス闘莉王が負傷から復帰して以降続いている負けなしは、8戦に伸びた。東京Vは5戦ぶりの敗戦となった。

 ホームの東京Vは現在4戦負けなし中。勝ち点26で4位と好位置につけている。ただし今節は8得点を決めているFWアラン・ピニェイロが累積警告で出場停止。チーム得点王の欠場がどう出るか。

 対する京都はFWケヴィン・オリスが2試合の出場停止から復帰。これまでFW登録での出場を続けていたDF田中マルクス闘莉王がDF登録で先発となった。しかし試合が始まると、“いつも通り”、闘莉王は2トップの一角で出場した。

 前半、チャンスの数で上回ったのは東京Vだった。開始6分、MF高木大輔の左足ミドルでゴールに迫るが、GK菅野孝憲の好セーブに阻まれる。同26分にはMF梶川諒太のスルーパスでFWドウグラス・ヴィエイラが抜け出そうとしたが、わずかに合わなかった。

 しかし先制点を奪ったのは、やはり東京Vだった。前半40分、DF平智広がロングボールをゴール前に入れると、京都DF下畠翔吾が目測を誤り、クリアできない。裏にいたドウグラスにボールが渡ると、トラップはハンドのようにも見えたが、その後は冷静にゴールに流し込み、先制に成功した。

 この判定に納得いかなかったのが京都だった。だがドウグラスにハンドがあったと猛抗議するが、認められない。副審に詰め寄っていた闘莉王は、ハーフタイムで引き上げる際にも怒りが収まらず、引き上げる審判団に激高し、スタッフに止められる場面が見られた。

 1点ビハインドの京都は後半開始からMF望月嶺臣を下げてDF染谷悠太を投入。CBだった下畠をボランチに上げて、変化を求めた。すると後半22分だった。DF石櫃洋祐が蹴ったFKをDF本多勇喜がヘディングで合わせて、試合を振り出しに戻した。

 そして後半35分、京都はカウンターからボールを持ち込むと、強引にマークを外したケヴィン・オリスがミドルレンジから弾丸シュート。右足から放たれたシュートは一直線にゴール右隅を捕らえ、京都が試合をひっくり返した。


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