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乾が左足ボレーで衝撃の2発!!バルセロナは0-2から4発逆転も3連覇ならず

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バルセロナ相手に2ゴールを決めたMF乾貴士

[5.21 リーガ・エスパニョーラ第38節 バルセロナ4-2エイバル]

 リーガ・エスパニョーラは21日、第38節を行い、MF乾貴士の所属するエイバルは敵地でバルセロナと対戦し、2-4で敗れた。乾は左サイドハーフで先発すると、前半7分に左足ボレーで先制点。後半16分にも再び左足ボレーで追加点を奪ったが、チームはその後4失点し、逆転負けを喫した。逆転優勝には勝って、首位のレアル・マドリーが負けることが条件だったバルセロナ。ホーム最終節で逆転勝利を飾ったものの、レアルも勝利したため、3連覇はならず、2位でシーズンを終えた。

 エイバルは前半7分、右サイドからDFアンデル・カパがアーリークロスを入れると、逆サイドから走り込んだ乾がワンバウンドしたボールを左足ハーフボレー。シュートはクロスバーを叩いてゴールマウスに吸い込まれた。乾は4月1日のビジャレアル戦(3-2)以来、9試合ぶりとなる今季通算2得点目。カンプ・ノウでバルセロナ相手に先制点を奪った。

 その後はバルセロナが一方的にボールを支配するが、最後の精度を欠き、1点が遠い。前半9分、相手のバックパスを奪ったFWルイス・スアレスがそのまま持ち込んでGKと1対1を迎えるが、右足アウトサイドのシュートはゴール左へ。同14分にはMFアンドレス・イニエスタのスルーパスに抜け出したDFジョルディ・アルバの折り返しをスアレスが押し込んだが、アルバの位置がオフサイドだった。

 前半36分、イニエスタのスルーパスに反応したスアレスの決定機もシュートはGKがビッグセーブ。猛攻を見せながら同点に追いつけず、1点ビハインドで折り返した後半11分にはゴール前でFWリオネル・メッシがGKと1対1の絶好機を迎えながら、右足のシュートはゴール左に外れた。

 するとエイバルは後半16分、右サイドから折り返したボールをFWセルヒ・エンリチが逆サイドへ落とし、乾が再び左足でハーフボレー。これがクロスバーの下側を叩いてゴールネットを揺らし、乾のリーガ移籍後初の1試合2ゴールで2-0とリードを広げた。

 まさかの展開となったバルセロナだが、直後の後半18分、FWネイマールのシュートがポストを直撃すると、跳ね返りがDFダビド・フンカに当たってゴールマウスに吸い込まれ、オウンゴールでようやく1点を返した。後半25分、メッシのPKはGKジョエル・ロドリゲスのスーパーセーブに阻まれたが、怒涛の猛攻で一気に試合をひっくり返す。

 後半28分、ネイマールの左CKをニアのFWパコ・アルカセルが頭でそらし、ファーサイドのスアレスが右足ボレーで押し込み、2-2の同点。同30分にはネイマールがカパに倒され、PKを獲得した。カパは2枚目のイエローカードで退場。この日2本目のPKをメッシが今度はゴール右隅に決め、ついに3-2と逆転した。

 後半アディショナルタイムにはメッシがダメ押しの4点目を決め、4-2。優勝への最低条件である勝ち点3を手にしたバルセロナだが、勝ち点3差で追う首位レアルも勝ったため、3連覇はならなかった。UEFAチャンピオンズリーグに続いてタイトルを逃し、今後は最後のタイトルを懸けて今季公式戦ラストゲームとなる27日のコパ・デル・レイ決勝でアラベスと対戦する。

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