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白星発進のU-20代表…MF遠藤渓太、ウルグアイ&イタリア相手に「ガンガン仕掛ける」

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U-20日本代表MF遠藤渓太(横浜FM)

 前日のU-20W杯グループリーグ第1節南アフリカ戦で2-1の逆転勝利を収め、白星スタートを切ったU-20日本代表は22日、ウルグアイ戦に向けて水原近郊でトレーニングを行った。

 南アフリカ戦のスターティングメンバーと後半14分から出場したFW久保建英(FC東京U-18)はホテルでリカバーとなり、練習場にはGK波多野豪(FC東京)、GK山口瑠伊(FCロリアン/フランス)、DF藤谷壮(神戸)、DF杉岡大暉(湘南)、MF市丸瑞希(G大阪)、MF高木彰人(G大阪)、MF遠藤渓太(横浜FM)、MF原輝綺(新潟)、FW田川亨介(鳥栖)の9選手が姿を現し、ボール回しや3対3をこなして約1時間汗を流した。

 南アフリカ戦で後半23分からピッチに送り込まれた遠藤は、同27分に生まれたMF堂安律(G大阪)が奪った決勝点の起点となったが、「得点に絡めたのは良かったけど、あまり自分の良さを出せなかったと思う。(同じく途中出場の久保)建英はアシストという結果を残したけど、自分は結果を残せていないから、本当に次は結果を残さないといけない」と振り返った。

 今後は24日に南米1位のウルグアイ、27日にヨーロッパ2位のイタリアと対戦。前日に行われた両チームの試合(ウルグアイが1-0で勝利)をテレビで見たという遠藤は、「球際とかが南アフリカとレベルが違った。一人ひとりが戦う気持ちを持たないと、こぼれ球も全部相手の方に転がると思う。ウルグアイは個でも戦える選手が多かったし、イタリアよりもフィフティ、フィフティのボールをマイボールにする力が強かった」と印象を語っている。

 相手は強い。そう認識したが、「次のウルグアイ戦に勝てば、ほとんど決勝トーナメント出場が決まると思うので、次の試合が本当に大事になる。勝って、決勝トーナメントに進みたい」と強豪相手から勝利を収め、グループリーグ突破を決めようと意気込みを示した。

「南アフリカ戦では、あまり自分から仕掛けることができなかった分、ウルグアイとイタリアを相手にガンガン仕掛けていきたい。自分が試合に出たら、それが自分の役割だと思っている」。静岡合宿から好調を維持するドリブラーは、次与えられた出場機会では武器であるドリブル突破から多くの好機を生み出そうと燃えている。

(取材・文 折戸岳彦)
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