ローマのルチアーノ・スパレッティ監督ですら、レジェンドのFWフランチェスコ・トッティが本当に今シーズン限りでスパイクを脱ぐかどうかはわかっていないようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

　ローマの新SDモンチ氏が、トッティの引退を明言し、フロント入りを発表したことで始まったトッティの去就騒動。いまだ本人の口から「引退」の二文字は出ていないが、今シーズン限りでの引退は濃厚と見られている。

　セリエA最終節、オリンピコで行われるジェノア戦のチケットは完売となっており、多くの人々がトッティの最後の勇姿を目に焼き付けることを願っている。一方で、スパレッティ監督は、40歳のレジェンドが本当に現役を退くかどうかはまだわからないと話す。

「ジェノア戦のこと以外に考えることは何もない。本当にトッティと別れが来るかどうかもわからないしね。彼はプランを自分の口で言わなければならない。彼の考えていることは私にはわからないからね」

　また、スパレッティ監督は第35節のミラン戦で、最後のサン・シーロとなる可能性の高いトッティに出場機会を与えず、批判を受けたが、最終節の出場については以下のように語っている。

「きっと彼に出場のチャンスは訪れるだろう。勝利して、チャンピオンズリーグのストレートインを決めるためにね」

　トッティは今シーズン、17試合に出場して2ゴールを挙げている。シーズン最終戦で再び輝く姿は見られるのだろうか。

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