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ボランチに市丸&原、右SBに藤谷起用か…内山監督、ウルグアイ戦に向け「前評判は覆さないといけない」

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ウルグアイ戦に向けて最終調整を行うU-20日本代表

 U-20日本代表は23日、翌24日に行われるU-20W杯グループリーグ第2節ウルグアイ戦に向けて、水原市内でトレーニングを行った。全21選手が練習場に姿を現したものの、21日の南アフリカ戦(○2-1)で負傷したDF板倉滉(川崎F)が、左ふくらはぎの軽い肉離れのために別メニュー調整となった。

 ランニングやボール回しで体を温めると、守備の戦術練習に移行。最終ライン4枚と中盤の4枚が、相手の攻撃に対応するトレーニングが行われ、最終ラインには右からDF藤谷壮(神戸)、DF冨安健洋(福岡)、DF中山雄太(柏)、DF舩木翔(C大阪)、中盤にはボランチにMF市丸瑞希(G大阪)とMF原輝綺(新潟)が入り、右サイドハーフにはMF堂安律(G大阪)、左サイドハーフにはMF三好康児(川崎F)が配置された。

 セットプレーの守備時の練習にはFW小川航基(磐田)とFW岩崎悠人(京都)が主力組に入って、トレーニングを進めている。その後ハーフコートでの8対8+フリーマン1人のゲーム形式の練習が行われ、最後に攻撃時のセットプレーの確認や直接FKの練習を行い、約1時間半のトレーニングを終えた。

 チームを率いる内山篤監督はメンバーの入れ替えに関し、「対ウルグアイという部分もある。特に中盤は板倉滉の状況もあるし、非常にタフになってくるのでフレッシュなものも必要」と意図を説明しつつ、「全員プレーするために連れて来ているので、誰が出ても(変わらない)というのはあります」と話した。

 前日練習では守備の確認に時間を割いていたこともあり、ウルグアイ戦でのポイントの一つに「積極的な守備」を挙げる。「守備は攻撃に出るためだと、このチームを作ってきた。100パーセント彼ら(ウルグアイ)の攻撃が成功することはない。必ずミスが起こるので、そういう部分をいかに攻撃に結び付けてフィニッシュまで行けるかが、一つの大きなポイントになってくると思う」。

 ウルグアイは南米予選を首位通過し、21日のU-20W杯初戦ではイタリアを1-0で撃破。強豪を相手にすることになるが、指揮官は「『やっぱりな』とならないように、前評判は覆さないといけない」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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