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長谷部は「次は一緒にいられる」との見通し語ったハリル、内田には「まだ不安が…」

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3月に右膝を手術し長期離脱中のMF長谷部誠

 6月7日のキリンチャレンジ杯・シリア戦(味スタ)、同13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(テヘラン)に向けた日本代表合宿は今月28日より海外組のみで先行して行われる。昨年5月に行われた海外組による事前合宿には当時、故障を抱えていたDF内田篤人、FW武藤嘉紀、MF山口蛍も参加したが、バヒド・ハリルホジッチ監督は今回の合宿ではキャプテンのMF長谷部誠や内田といったリハビリ組は「我々とは一緒にいない予定だ」と説明した。

 3月に右膝を手術し、長期離脱中の長谷部は今月19日、自身のインスタグラム(@makoto_hasebe_official)で術後初のランニングを行ったことを報告していたが、指揮官は「ちょっと無理をして、痛みを感じているとも聞いている。今はちょっと運動を止めている感じだと思う」と指摘。そのうえで「長谷部に関して不安はない。なぜなら彼の経験、メンタリティーを知っているからだ。次は我々と一緒にいられると思う」と、W杯アジア最終予選突破を懸けた8月31日のオーストラリア戦(埼玉)、9月5日のサウジアラビア戦(アウェー)には間に合うとの見通しを語った。

 一方、昨年12月8日のELザルツブルク戦で約1年9月ぶりの公式戦復帰を果たしながら、その後は負傷もあって実戦から遠ざかっている内田については「少しまだ不安が残っている」と心配そうに話し、「ちょっと彼の不在は長い。もう一度ハイレベルなパフォーマンスを取り戻すのはもしかしたら難しいかもしれない。素晴らしい能力を持っている選手なので、素早くパフォーマンスを取り戻してほしい。彼が良いパフォーマンスを見せる日を本当に心待ちにしている」と、エールを送った。

(取材・文 西山紘平)

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